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外反母趾の専門「整足院」のビジネスモデル解説!評判やフランチャイズ展開は?

2022年10月24日

外反母趾の専門「整足院」のビジネスモデル解説!評判やフランチャイズ展開は?

こんにちは、長井 達也です。

今回は”外反母趾の専門「整足院」のビジネスモデル解説!評判やフランチャイズ展開は?”です。

整足院とは「外反母趾・内反小趾・浮き指・足の痛み」に対して専門に施術を行うチェーン店になります。

現在の店舗数は直営店とフランチャイズ店を併せて、全国で19店舗(2022年10月18日現在)。

施術内容としては、整足院独自の理論と特許取得の 「整足テーピング」をメインに外反母趾などに対してアプローチします。

整足院の特徴

・完全予約制で外反母趾などにアプローチする足の専門店
・外反母趾・内反小趾・浮き指などに対して特許取得済「整足テーピング」にて施術
・スイスの高機能シューズ「On」の販売
・料金設定は16,500円/90分と高単価の料金設定

・フランチャイズの募集は1地域1店舗のテリトリー制
・従業員は有資格者に限らず無資格者も採用


今回の記事では、

  • 整足院のビジネスモデルとは?
  • 整足院の利益率・損益分岐点は?
  • 整足院のフランチャイズ展開は?
  • 整足院の課題は?

と言った整足院さんの詳細について、分かりやすく解説していきますね。

 

整足院とは?

整足院とは?

整足院の特徴は、レッドオーシャン化する「整体院」や「整骨院」と一線を画すために、有訴者率で第5位の「手足の関節が痛む」部位に着目した点です。

、有訴者率で第5位の「手足の関節が痛む」

参照:厚生省 2019 年 国民生活基礎調査の概況

例えば厚生省による外反母趾(後天性)の推定患者数は1,000人あたり、0.6人前後とされています。推計され、そのうち20%が入院されています。

平成17年患者調査報告(傷病分類編) - 厚生労働省より

なお保険治療以外の罹患者数に目を向けた場合、調査会社の統計では外反母趾に悩む18歳以上の女性は20%以上に及ぶとした調査結果がありました。

手術したり病院に通うほどではないにしても、罹患者の総数を考えたら巨大なマーケットであると言えそうですよね。

外反母趾というブルーオーシャンなマーケットに着目し、特化したのが整足院さんのビジネスモデルと言えます。

 

整足院のフランチャイズ展開は?

整足院のフランチャイズ展開は?

整足院では積極的にフランチャイズ加盟店を募集しており、1地域1店舗限定のテリトリー制を導入しています。

なお整足院のフランチャイズに加盟するには、加盟金は330万円、研修費55万円(2人まで)、内外装100万円、ロイヤリティーは55,000円(固定)+変動費となっています。

参考 令和の虎、竹之内社長が認めた、これから激流行りするビジネスはこれ!!

整足院に加盟した場合の収益性は?

今回、整足院をフランチャイズで出店した場合のシュミレーションを実施致しました。

なお本来人件費は固定費ですが、アルバイトと従業員との比率が不明のため変動費として算出しています。

そのため少ない売上でも営業利益が出ていますが、実態ベースで考えても1施術スペースあたり1日1.5回転程度以下で黒字化できそうです。

なお1日8時間の営業時間のうち、コアタイムとアイドルタイムが当然生まれてしまいます。

それらを考慮すると、現実的には1施術スペースあたり3~4回転程度が売上上限になるのではないでしょうか。

 

整足院のビジネスモデル

整足院のビジネスモデル

今回「整足院」さんのビジネスモデルは、注目すべき4つの強みがあります。

ポイント

整足院は面積あたりの収益性が高い
整足院は無資格者との分業で高回転率を生む
整足院はLTVが高いモデル
・整骨院ではなく整体院(整足院)である点

それでは整足院さんの4つの強みについて、それぞれ解説していきます。

LTVとは?

LTVを直訳すると顧客生涯価値となり、一人のお客様が最初の来店から最後の来店までに支払ってくれた総収益になります。

面積あたりの収益性

実際に「整足院」が出店されている店舗の平面図を元に寸法を計測した結果、面積あたりの収益性が高い傾向にある事が分かりました。

例えば一般的な整体院や整骨院ではカーテンで仕切られた個室の大きさは、約3.5平米( D230×W150センチ )になります。

一方「整足院」ではリクライニングチェアで施術するため、カーテンで仕切られた個室サイズは2平米(D180×W110)以下で出店が可能です。

つまり同じ店舗面積でも、整骨院で出店するより整足院で出店した方が多くのお客様を捌く事が出来る=面積あたりの粗利益が高くなります。

ポイント

例)28平米(8.47坪)の店舗物件で施術ベッドを設置した場合、8ブースが限界です。
一方同じ面積でも、リクライニングチェアなら14ブース設置する事が可能です。

分業で生まれる高回転率と高収益

整足院」の各店舗における求人情報を確認すると、柔道整復師の国家資格者を店長候補とし、アシスタントのアルバイトは無資格者でも応募可能として募集されています。

これはヘアカラーチェーンで有名なクイックカラーさんと同じビジネスモデルで、国家資格者という高価なリソースを必要な部分のみ集中投入する事で収益性をUPさせています。

予約の取り方にもよりますが、90分の間に柔道整復師の方は3件施術する事も可能になりますよね。

※フットマッサージ機で血行促進される時間なども考慮すれば、人が介在する時間はさらに減少させる事が可能です。

ポイント

(1)受付~準備 5分
(2)診断(初回来院時のみ) 40分
(3)施術(整足操+テーピング) 30分
(4)お茶出しや次回予約受付 7分
(5)清掃・消毒 インターバル 8分

 

整足院はLTVが高いモデル

一般的な整体院の場合、施術単価も6000円/60分(10分あたり1000円)程度が多いですよね。

なお整足院さんの場合、初回来店時は施術単価も16,500円/90分(10分あたり1830円)がディスカウントされて→5,500円/90分(10分あたり611円)になります。

次に2回目の来店時には診断時間がないため、全工程は50分に短縮され9,900円(回数券価格)となると9900円/50分(10分あたり1980円)という高い収益性になります。

なお最初の1ヶ月は週1回の来店を促しますが、痛みが引けば1ヶ月に1回の来店を促すという流れとなります。

そのため途中で辞めるとまた1ヶ月に4万円掛かる構図になります。

これは心理学のプロスペクト理論(損失回避)の観点からも、素晴らしい課金モデルになっているのではないでしょうか。

ポイント

(1)受付~準備 5分
(2)診断(初回来院時のみ) 40分
(3)施術(整足操+テーピング) 30分
(4)お茶出しや次回予約受付 7分
(5)清掃・消毒 インターバル 8分

整骨院ではなく整体院(整足院)として営業している点

例えば整骨院を新規に出店する場合、構造設備基準という法律や条例で定められた内装設備を整えて保健所の営業許可を得る必要があります。

この構造設備基準に関して、2つのポイントがあります。

整骨院開業時の必須要件

・消毒設備等の手洗い場を設置義務
3.3平方メートル以上の待合室があること


まず手洗い場とは「給水・排水の一連の設備が整ったもの」とされており、整骨院として出店するには原則として給排水設備が必要になります。

世の中の店舗物件には意外なほど、給排水設備が整っていない小ぶりな貸店舗で好立地な物件が存在します。

そのような物件は飲食業での出店も出来ず、ネイルサロンなど水回りが不要な業態で利用される事が多くありました。

しかしコロナ禍でそれらは退店傾向にあるため、退店跡を狙って整足院さんなら出店する事が可能です。

また整骨院であれ構造設備基準に基づき3.3平方メートル以上の待合室を設置する必要があります。

一方、整足院さんは待合室の設置義務もなく、完全予約制のため待合スペース無くして全て施術スペースにする事が出来ます。

さらに整骨院では柔道整復師法の第24条により広告制限を受けますが、整足院さんなら制限を受けずに販促を行う事が可能になります。

※ホットペッパービューティーに掲載されている「整足院」もあります。

 

整足院の課題は?

整足院の課題は?

整足院さんのビジネスモデル、そしてブランディングは大変素晴らしい内容です。

特に、従前のテーピング施術(カサハラ式)を上手にリブランディングして成功されています。

そこで整足院さんの今後の課題として考えられる事は、ブランド力の強化に尽きると思います。

現在1地域1店舗のテリトリー制を採用されている整足院さんにとって、自社ブランド内でカニバる事はありませんがライバルの出現は充分に有り得ます。

そのためには各店舗の有資格者数の確保やクオリティー維持が、フランチャイザーとして重要になっていくのではないでしょうか。

また施術のフェーズ1(急性期)→フェーズ2(回復期)→フェーズ3(停滞期=状態維持)と進んでいく過程でLTVを伸ばすには、フェーズ3での販促が特に重要です。

来店頻度も低下して関係性が希薄になるタイミングなので、具体的なアフターフォローの充実が今以上に必要になるのではと推測します。

 

まとめ

以上、”外反母趾の専門「整足院」のビジネスモデル解説!評判やフランチャイズ展開は?”はいかがでしたか?

既存の整骨院さんが外反母趾に取り組まれた場合は足枷が多く、整足院と同じ収益性を確保するのは難しいはずです。

しかし一方で外反母趾の手術は、保険適用(K110-2 第一足指外反症矯正手術)となり、入院費を含めても片足で3~5万円程度になります。

そのため手術なしに顧客のLTVが伸び続けるかは、今後の事業展開次第と言えます。

例えば現在取り扱っているスイスの高機能ランニングシューズ「On」だけでなく、有名ブランドと別注モデルでコラボするなどし知名度向上とともに、消耗品である靴を顧客との継続的な関係を強化する手段としてサブスク的な仕組みを利用するというのも1つの方法ではないでしょうか。

ポイント

・整足院は小スペース・高単価ビジネスで高い収益性が確保出来る。
・整足院は整骨院よりも設備や広告制限を受けずに営業ができる。
・整足院は国家資格者+アルバイトという組み合わせで高収益化出来る。

  • この記事を書いた人

運営者 長井 達也

個人で独立開業される施術者さんに向けて、開業・運営、集客、確定申告など役立つ情報を提供しています。またリラク・エステ・整体・整骨・鍼灸などジャンルを問わず独立開業・運営の個別コンサルティングも行っています。お気軽にご相談下さい。

【経歴】ヘアサロン・ネイルサロン・リラク・鍼灸院の立上げ・居酒屋の立直し(年間400万円の赤字店舗→1年後に700万円の黒字化)・IT企業で総務・経理など。現在は商業不動産のリーシングやレンタルサロン運営を行いつつ、農業・陸上養殖・地方創生にも興味があります。4人兄弟の末っ子B型左利き

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