こんにちは、長井 達也です。
今回は、「個人事業主のクレジットカード決済導入おすすめ比較ガイド2025!」について詳しく解説します。
サービス名 | |||
決済端末 | ![]() | ![]() | ![]() |
月額料金 | 月額1980円 | 0円 | 0円 |
VISAの決済手数料 | 2.8%VISA/Master | 2.5%VISA/Master | 3.24% VISA/Master |
売上が10万円の手数料合計 | 4,780円 | 3,250円 | 3,240円 |
売上が30万円の手数料合計 | 10,380円 | 9,750円 | 9,720円 |
売上が50万円の手数料合計 | 15,980円 | 16,250円 | 16,200円 |
売上が100万円の手数料合計 | 29,980円 | 32,500円 | 32,400円 |
入金サイクル | 月1回又は2回 | 最短 翌日 | 月6回 |
導入スピード | 1.5~2ヶ月 | 1~2週間 | 1~2週間 |
コロナ禍以降、キャッシュレス決済(クレジットカードやPAYPAYなど)が急速に普及し、現金を持ち歩かなくても他の決済手段があれば問題なく買い物やサービス提供を受けられる様になりましたよね。
この変化は消費者だけでなく、実店舗を営む個人事業主にも大きなメリットをもたらしています。
具体的には、個人事業主の方がご自身の店舗にクレジットカード決済を導入した場合、高額商品やサービスを販売しやすくなり、顧客数も増える可能性があります。
現金の持ち合わせがないお客様でも、クレジットカード決済が可能であれば購買意欲を刺激出来ますし、観光客や一見さんなど、ふらっと立ち寄ったお客様からの売上も期待出来ますよね。
しかし、初めてクレジットカード決済を導入するとなると、「おすすめのクレジットカード決済会社はどこ?」や「具体的にどうやって導入すれば良いの?」といった疑問が湧いてくるのではないでしょうか?
確かに、個人事業主の方が初めての導入では何を基準に比較検討すれば良いのか不明瞭かもしれません。
たくさんの選択肢がある中で、自分のビジネスに最適なサービスを見極めるのは難しいですよね。
そこで今回は、クレジットカード決済の導入コストや決済手数料が安く、入金スパンが短いという3つのポイントから、個人事業主さんにおすすめのクレジットカード決済会社3社を厳選しました。
サービス名 | |||
決済端末 | ![]() | ![]() | ![]() |
決済端末価格 | 4,980円~ | 19,800円 | 19,800円 |
月額料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | 2.5%VISA/Master | 3.24% VISA/Master | 3.24% VISA/Master |
入金サイクル | 最短 翌日 | 月6回 | 最短 翌日 |
その他の決済 | PayPay決済・交通系対応 | PayPay決済・交通系対応 | 交通系対応 |
備考 | 端末価格4980円 | 端末実質無料 | 端末無料 |
これらのクレジットカード決済会社を活用すれば、低コストで手軽に導入ができ、素早い入金でキャッシュフローも改善できます。
また、各社ともサポート体制が整っているため、導入に関する疑問や不安も解消されると思います。
これらのクレジットカード決済の中からご自身に最適なサービスを導入することで、見込客の増加や客単価アップにつながるはずです。
クレジットカード決済の導入は、個人事業主にとって非常に有利な選択です。以下に、その具体的なメリットと導入の手順について詳しく解説します。
クレジットカード決済の導入メリット
クレジットカード決済とは、消費者が商品やサービスを購入する際にクレジットカードを提示することで、後払いが可能になる決済手段です。
消費者はキャッシュレス決済を好む傾向があり、クレジットカード決済を導入することで、現金を持ち歩かないお客様にも対応でき利便性を向上させる事ができます。
特に高額商品を扱う場合、クレジットカードが使えることで購買意欲が高まり、販売機会の拡大につながりますよね。
一方、クレジットカード決済を導入されたいお店側としても、スマートフォンやタブレットを使って簡単にクレジットカード決済ができるようになりました。
小型の決済端末を用意し、Wi-Fiなどのインターネット環境があれば、即座に決済が完了します。これにより、従来の大掛かりなPOSシステムを導入する必要がなくなり、コストや手間を大幅に削減できます。
その他にも個人事業主の方が、自分のお店にクレジットカード決済を導入する事で下記のメリットを享受する事ができます。
・ 売上の増加
クレジットカード決済を導入することで、高額商品やサービスの販売が容易になります。現金の持ち合わせがないお客様でも、クレジットカードが使えれば購買意欲が高まり、売上の増加が期待できます。
さらに、インバウンドの観光客やふらっと立ち寄った新規のお客様も、クレジットカード決済が可能なことで購買に至る可能性が高まります。
・キャッシュフローの改善
クレジットカード決済を導入することで、売上金の入金が迅速に行われ、キャッシュフローの改善が期待できます。
小規模な個人事業主にとっては、迅速な入金は資金繰りの安定に直結しますよね。
・業務効率の向上
現金管理の手間が減り、会計業務が効率化されます。クレジットカード決済の導入により、売上の記録や経理処理が自動化されるため、時間と労力を節約できます。
また最近は釣り銭を準備するにも、有料化してきていますし、スタッフを雇っている場合には現金払いだと窃盗を誘発してしまうというおそれもあります。
クレジットカード決済サービスの選び方
個人事業主の方が自分のお店にクレジットカード決済サービスを選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
- 導入コスト: 初期費用や機器の購入費用が低いサービスを選びましょう。
- 決済手数料: 手数料が低いサービスを選ぶことで、利益率を高めることができます。
- 入金スパン: 売上金の入金サイクルが短いサービスを選ぶことで、キャッシュフローを改善できます。
- サポート体制: サポートが充実しているサービスを選ぶことで、導入後のトラブルにも迅速に対応できます。
おすすめのクレジットカード決済サービス
以下の3社は、個人事業主に特におすすめのクレジットカード決済サービスです。
サービス名 | |||
決済端末 | ![]() | ![]() | ![]() |
決済端末価格 | 4,980円~ | 19,800円 | 19,800円 |
月額料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | 2.5%VISA/Master | 3.24% VISA/Master | 3.24% VISA/Master |
入金サイクル | 最短 翌日 | 月6回 | 最短 翌日 |
その他の決済 | PayPay決済・交通系対応 | PayPay決済・交通系対応 | 交通系対応 |
備考 | 端末価格4980円 | 端末実質無料 | 端末無料 |
Square
- 導入コスト: 初期費用はほぼゼロ。専用端末の購入のみ。
- 決済手数料: 3.25%(カード決済の場合)。
- 入金スパン: 翌営業日入金。
Squareは、導入コストが低く、手数料も比較的安いため、小規模な個人事業主にとって非常に使いやすいサービスです。また、サポート体制も整っているため、初めての導入でも安心です。
クレジットカード決済を導入されたい方の業種が美容系の場合、airpayやstoresのクレジットカード決済では基本的に都度払い(その日の施術分や購入をその日に支払い)にしか対応していません。
いわゆる「特定継続的役務提供」と呼ばれる内容については規約上、クレジットカード決済が出来ません。
一方、squareなら都度払いはもちろん、例えばダイエットや脱毛、エステなど複数に渡るコース料金や回数券代の支払いでも利用が可能です。
AirPAY
- 導入コスト: 初期費用はほぼゼロ。キャンペーン期間中はカードリーダーが無料になることも。
- 決済手数料: 3.24%~3.74%(カード種類による)。
- 入金スパン: 翌営業日~翌々営業日入金。
AirPAYは、初期費用がほとんどかからず、導入しやすいのが特徴です。手数料も低く抑えられており、幅広いカードに対応しているため、多様な顧客に対応できます。
またAirPAYは銀聯カード(UnionPay)に対応しているという特徴があります。
そのため、インバウンド需要が見込める個人事業主さんには最適なクレジットカード決済サービスと言えます。
ちなみに銀聯カード(別名 UnionPay)とは、中国を中心にカード発行枚数は80億枚と世界ナンバー1の利用金額実績を誇ります。
またSquareと同じく、クレジットカード以外のキャッシュレス決済としてPayPayのQRコード決済にも対応しています。
STORES 決済
- 導入コスト: 初期費用は僅かで、専用端末の購入が必要。
- 決済手数料: 3.24%~3.74%(カード種類による)。
- 入金スパン: 翌営業日~翌々営業日入金。
STORES決済は、低コストで導入でき、サポートも充実しているため、個人事業主にとって安心して利用できるサービスです。また、オンライン販売と連携できる点も魅力です。
なおキャッシュレス決済のPayPayに現在のところ対応していないのが、他の2社と比較すると残念なポイントです。
ただしPAYPAY単体で契約して導入したほうが手数料が安いので売上を一元管理することにこだわりがなければ、特段気にする必要はありません。
導入手順
クレジットカード決済を導入するための一般的な手順は以下の通りです。
- サービスの選定: 自分のビジネスに最適なクレジットカード決済サービスを選びます。
- 申込み: 選定したサービスの公式サイトから申込みを行います。必要な書類を揃えて提出します。
- 審査: サービス提供会社による審査が行われます。審査期間は数日から1週間程度です。
- 機器の受け取り: 審査が通過すると、専用端末やカードリーダーが送付されます。
- 設定と導入: 受け取った機器を設定し、ネットワーク環境を整えます。テスト決済を行い、正常に動作することを確認します。
- 運用開始: 準備が整ったら、クレジットカード決済の運用を開始します。
スマートフォンを利用したクレジットカード決済の利便性
スマートフォンやタブレットを使ったクレジットカード決済は、固定店舗だけでなく、移動店舗や屋外イベントでも活用できます。屋台やキッチンカーなど、場所を選ばずに決済できるため、ビジネスの幅が広がります。また、スマートフォンを利用することで、場所を問わずどこでも簡単に決済ができるため、イベント出店や移動販売など、さまざまなビジネスシーンで活用できます。
導入後のサポート
クレジットカード決済サービスを導入した後も、各社のサポート体制を活用することで、トラブルや疑問点に迅速に対応できます。特に、初めての導入の場合は、操作方法や設定に関するサポートが重要です。各サービスとも、電話やメールでのサポートを提供しているため、安心して利用できます。
クレジットカード決済の導入事例
実際にクレジットカード決済を導入した個人事業主の事例を紹介します。
事例1: カフェ経営者
東京都内でカフェを経営するAさんは、Squareを導入しました。導入前は現金のみの取り扱いでしたが、クレジットカード決済を導入したことで、売上が20%増加しました。特に観光客や若年層の利用が増え、リピーターも増加しています。
事例2: 美容院経営者
神奈川県で美容院を経営するBさんは、AirPAYを導入しました。クレジットカード決済を導入することで、高額なヘアケア商品や長時間の施術の支払いがスムーズになりました。顧客満足度も向上し、口コミでの評判も良くなっています。
事例3: キッチンカー経営者
大阪府でキッチンカーを運営するCさんは、STORES決済を導入しました。移動販売のため現金のみの取り扱いが難しく、クレジットカード決済の導入で売上が30%増加しました。
イベント出店時もスムーズに決済が行えるため、非常に重宝しています。
スタッフを採用している個人事業主さんの場合
商品単価が高い場合やスタッフを採用している個人事業主さんで、月間100万円以上の売上が見込める場合はPAYPAYのPayCASというサービスがおすすめです。
月額利用料が発生しますが、決済手数料が安いため売上が高い店舗には導入しても良いと思います。
下記に比較表を掲載してみたので、一度ご参考にして下さい。
サービス名 | |||
決済端末 | ![]() | ![]() | ![]() |
月額料金 | 月額1980円 | 0円 | 0円 |
VISAの決済手数料 | 2.8%VISA/Master | 2.5%VISA/Master | 3.24% VISA/Master |
売上が10万円の手数料合計 | 4,780円 | 3,250円 | 3,240円 |
売上が30万円の手数料合計 | 10,380円 | 9,750円 | 9,720円 |
売上が50万円の手数料合計 | 15,980円 | 16,250円 | 16,200円 |
売上が100万円の手数料合計 | 29,980円 | 32,500円 | 32,400円 |
入金サイクル | 月1回又は2回 | 最短 翌日 | 月6回 |
導入スピード | 1.5~2ヶ月 | 1~2週間 | 1~2週間 |
まとめ
以上、「個人事業主のクレジットカード決済導入おすすめ比較ガイド2025!」はいかがでしたか?
クレジットカード決済を導入することで顧客の利便性向上、売上の増加、キャッシュフローの改善、業務効率の向上など、、個人事業主は多くのメリットを享受できます。
しかし、これまでクレジットカード決済を導入されてこなかった方の中には、「決済手数料」を取られてしまうから導入したくない!という思いが強い方もいらっしゃいます。
この「決済手数料」を取られてしまう!という考えに固執してしまう方は、損失回避バイアス(プロスペクト理論)が働いています。
損失回避バイアスとは、「得るものよりも、失うことを避けたい」というもので、人間本来の価値観でもあります。
改めて、感覚ではなく論理的にメリット・デメリットを天秤にかけ、クレジットカード決済の導入について考えてもらう機会になれば幸いです。
特に、これからは訪日外国人観光客数を2030年までに6,000万人とする目標を日本政府は掲げています。
インバウンド効果の恩恵を受けるためにも、決済手数料を広告費として理解する事が重要なタイミングだと思います。。