こんにちは、長井 達也です。
今回は、”エステティシャンのエステサロン独立開業ガイド!開業資金・資格・集客方法”です。
エステサロンに勤務していて「店販や勧誘ノルマがしんどい」・「自分の思い通りに施術したい」というような悩みはありませんか?
確かにお客様のためになるのか分からないし、自分の思い通りにお客様を施術出来ればもっと喜んでもらえるかもしれませんよね。
そこで自分でエステサロンを独立開業出来れば、これらの課題が解決できますよね。
エステティシャンとして独立し、お客様のアンチエイジングを含むコンプレックス解消にもっと踏む事が出来ればやりがいも大きくなります。
ただし業種を問わず毎年多くの施術者さんが独立開業されますが、3年後も事業を継続出来る確率は、僅か10%程度と言われています。
この解決策として無理のない開業資金、無理のない集客方法で独立する事がなにより大切です。
例えば複業(本業が複数ある状態)や週末起業(副業)などの働き方。そして自宅サロンやレンタルサロンなど開業手段です。
これら「働き方」と「開業手段」の組み合わせにから、独立開業のリスクを調整する事が可能です。
今回は独立開業を考えるエステティシャンさんのために、
- エステサロンの現状
- エステサロンの開業に必要な資金・資格・届け出
- エステサロンの開業・集客方法
などについて詳しく解説していきます。エステティシャンの皆さん、独立開業に向けて新しい挑戦を始めましょう!
エステサロンの現状は?
エステサロンの市場規模は、2017年度で3,579億円程度(出典:矢野経済研究所)と言われています。
又、リクルートライフスタイルの2019年調査では女性全体におけるエステサロンの利用率がフェイシャルで 9.1%(前年比0.7pt減)、ボディー/痩身は5.8%(前年比0.5pt減)と減少傾向になっている事が報告されてました。
エステサロンの利用率が下がっているのなら、それに比例して市場規模全体が減少していても不思議ではないですよね。
しかしフェイシャル分野における年間利用回数は女性全体で4.64回(前年比7.9%増)と伸びており、また 1回あたりの利用金額は女性全体で6,831円で、前年比521円増(8.3%増)と増加傾向になっています。
これはエステサロン業界が安売り路線ではなく、一定の金額でリピート来店してくれる優良顧客が市場を支えていると言えます。
つまりエステサロンを開業した場合、新規集客に頼る事ではなく、LTVを伸ばしていく事のほうが大切だと言えます。
LTVとは?
LTVを直訳すると顧客生涯価値となり、一人のお客様が最初の来店から最後の来店までに支払ってくれた総収益になります。
エステサロンの独立開業に必要な資格は?
エステサロンの”エステ”とは、髪の毛く全身美容の事を言い、またエステサロンで施術を行う人の事をエステティシャンと呼びます。
エステティシャンは肌のトリートメントやメンテナンス方法のプロであり、フェイシャルエステ、ボディケアエステ、脱毛、痩身などの施術を行ないます。
なお日本国内において、エステティシャンになるために必要な国家資格はありません。
つまり何の資格がなくてもエステティシャンを名乗り、エステサロンのお店でお客様にエステの施術を行なう事が可能です。
また原則として、保健所に届け出を行う必要もありません。
但しフェイシャルエステやボディケア、脱毛(医療脱毛は医師免許が必要)、痩身などの技術を身に付けるためにはスクールに通うなど技術取得が必要です。
そこで一般的には、エステサロンに勤務して技術取得してから独立開業を目指すのが一般的ではないでしょうか。
ちなみに化粧ノリを良くするために行われる産毛を剃る、顔そり(シェービング)については理容師の資格と保健所への美容所登録が必要になります。
エステサロン開業するのに必要な許可は?
個人でエステサロンを開業する場合、必要な許可は税務署に提出が必要な開業届のみになります。
開業届とは、個人で新たにお金を生む仕事を始めたら開業準備から1カ月以内に税務署へ届出が必要な書類になります。
なお開業届の記載方法は少し難しく、難しい書面になっています。
そこで簡単な質問に答えるだけで無料で開業届が作成出来るサービス、freee開業をお薦めします。
また確定申告する際にメリットが多い、青色申告を行うのに必要な書類『青色申告承認申請書』もfreee開業なら同時に作成出来ます。
実際、私も登録して試してみましたが5分程度で手軽に開業届を作成する事が出来ました。
後はパソコンで印刷して税務署に作成した開業届を郵送(2部郵送し、1部控え用で返却してもらいます)するだけでOKです。
エステサロン開業に 必要な資格・許可 | 届出先 | 費用 |
---|---|---|
開業届 | 税務署 | 無料 |
エステサロンを開業するのに必要な開業資金は?
個人でエステサロンを開業する場合、貸店舗・自宅サロン・レンタルサロン・出張施術などの開業手段があります。
そこで「働き方」と「開業手段」の組み合わせ別に、リスクと最低限必要な開業資金(運転資金除く)の目安を表にしてみました。
貸店舗 110万円以上~ | 自宅サロン 40万円以上~ | レンタルサロン 35万円以上~ | 出張サロン 35万円以上 | |
本業 | リスク高 | リスク中 | リスク中 | リスク中 |
複業(複数の本業) | リスク中 | リスク中 | リスク低 | リスク低 |
副業(週末起業など) | リスク高 | リスク低 | リスク低 | リスク低 |
なお自己資金だけでは開業資金や運転資金が不足する場合、頼りになるのが日本政策金融公庫(国金)の融資制度です。
例えば新創業融資制度では、新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方に無担保・無保証人で融資を行う制度があります。
なお運転資金の目安として、下記も参考にして下さい。
開業準備の備品購入リスト!美容室・エステ・リラク・整体向けの買い物リスト
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貸店舗でエステサロンを開業(開業資金110万円~)
貸店舗を借りてエステサロンを独立開業されたい場合、目安となる開業資金は110万円以上です。
これに働き方次第(本業・副業・週末起業)で必要となる運転資金も変わりますが、生活費+家賃・光熱費6ヶ月分は準備しましょう。
貸店舗で開業する場合
・物件取得費:約60万円~(家賃10万の場合、敷金・礼金・保証会社・不動産会社への手数料)
・備品一式 :約10万円~(掃除機などの清掃道具、グラス・受付台)
・エステ関連:約10万円〜(施術ベット・ホットキャビ・オイルなどの消耗品・ゲスト用施術着など)
・宣伝広告費:約30万円〜(媒体やホームページ制作費など)
貸店舗物件を探す際、一人で独立開業するには予算の都合でなかなか良い貸店舗に出会うのは難しいと思います。
そこでオススメするのが、SOHOタイプの賃貸マンションでエステサロンを独立開業する事です。
SOHOとは、マンション仕様なのに店舗や事務所利用が可能な物件です。
SOHOタイプの賃貸マンションなら貸店舗物件に比べても内装工事などの初期費用も安く住みますし、賃貸契約に掛かる初期コストも安く収まります。
特に最近はSOHOタイプのデザイナーズ賃貸マンションも増えており、そんなSOHO物件を探すならDOOR賃貸をオススメします。
DOOR賃貸なら大手賃貸物件サイトをまとめて検索可能(スーモ、マイナビ、アパマンなど)で、なおかつSOHO可能な物件特集があります。
※SOHO物件でも一部は店舗不可(事務所のみ可能)の場合があります。
自宅サロンでエステサロンを独立開業する場合
自宅サロンでエステサロンを独立開業されたい場合、目安となる開業資金は40万円以上です。
これに働き方次第(本業・副業・週末起業)で必要となる運転資金も変わりますが、本業の場合は生活費6ヶ月分は準備しましょう。
自宅サロンで開業する場合
・エステ関連:約10万円〜(施術ベット・ホットキャビ・オイルなどの消耗品・ゲスト用施術着など)
・宣伝広告費:約30万円〜(媒体やホームページ制作費など)
なお自宅でエステサロン開業する場合には、家賃や保証金も掛からないので手軽に開業出来ます。
またお子様連れの方など、通常のお店には通えない方が通いやすいのはメリットですが、お客様は非日常の体験、癒しを求めて来店します。
あまりアットホーム過ぎないように考えることも大切です。
レンタルサロンでエステサロンのお店を独立開業する場合
レンタルサロンでエステサロンを独立開業されたい場合、目安となる開業資金は35万円以上です。
これに働き方次第(本業・副業・週末起業)で必要となる運転資金も変わりますが、本業の場合は生活費6ヶ月分は準備しましょう。
レンタルサロンで開業する場合
・エステ関連:約05万円〜(オイルなどの消耗品、ゲスト用施術着など)
・宣伝広告費:約30万円〜(媒体やホームページ制作費など)
なおレンタルサロン(シェアサロン)とは月単位・時間単位で利用出来る施術スペースの事を言います。
下記のポータルサイトなら、近場のレンタルサロンを検索して予約する事が可能です。
スペースマーケット | instabase | |
スペース掲載数 (貸し会議室等含む) | 16000件 | 13500件 |
支払い方法 | ・クレジット ・コンビニ払い・銀行振込 | クレジット ・コンビニ払い・銀行振込 |
※掲載数は2021年8月現在です。
なおレンタルサロンでエステサロンのお店を開業する場合、その都度機器やタオルなどの運搬が必要になってしまいます。
エステサロンの一部をレンタルサロンとして貸し出している場合は、各種機器の貸出がされる場合もあるので一度相談してみてはいかがでしょうか。
またロッカーの貸出を行っているところもありますので一度確認してみましょう。
出張サロンでエステサロンを独立開業する場合
出張サロンとしてエステサロンを独立開業されたい場合、目安となる開業資金は35万円以上です。
これに働き方次第(本業・副業・週末起業)で必要となる運転資金も変わりますが、本業の場合は生活費6ヶ月分は準備しましょう。
出張サロンで開業する場合
・エステ関連:約05万円〜(折り畳みベット・オイルなどの消耗品・ゲスト用施術着など)
・宣伝広告費:約30万円〜(媒体やホームページ制作費など)
低予算で開業出来る形態が出張のエステサロンですよね。
sかし無店舗型なので信用を獲得し、認知してもらうのは簡単ではありません。
またお客様の自宅に伺うとなると移動による時間ロスも生まれやすいですよね。
いかに効率的な予約を受け付けていくかがポイントになります。
エステサロン開業時にクレジットカード決済を導入しよう!
エステサロンの開業準備が整ったら、お店の支払手段としてスマホ決済(クレジットカード決済)の導入も忘れずに行いましょう。
でも、なぜ自分のお店にクレジットカード決済を導入した方が良いの?て疑問に思う方もいますよね。
それはエステサロンにクレジットカード決済を導入するだけで、見込客UPが21%上昇する事が過去の統計から分かっているからです。※1
※1「クレジットカード非対応がもたらす機会損失に関する調査2014の調査」
クレジットカード決済を導入したら手数料が取られるから自分のお店には使いたくないとおっしゃる方がいますが、それは大きな間違いです。
まずクレジットカードの導入目的はこちらです↓
注意ポイント クレジットカード決済は、わずか数%の手数料で来店動機と客単価UPに繋がるもっとも手軽な販促ツール
少し考えて見れば見込客が21%も上昇する理由は色々と思いつくと思います。
例えば今日は財布に余裕がないけど、どうしてもエステを受けたいと思っているお客様がいらっしゃった場合。
現金払いしかないお店と、クレジットカード決済を導入しているお店とでは当然後者の方が選択肢として有利になりますよね。
他にもクレジットカードで代金を支払えばポイントもついてお得です。
また法人や個人事業主の場合、クレジットカード決済で支払えれば会計処理も便利になります。
つまり、おのずとクレジットカード決済の導入店舗を選択する事になるため、クレジットカード決済の導入は必須と言えます。
なお以前は店舗にクレジットカード決済(キャット端末と呼ばれる高額な機械)を導入する場合、初期費用なども高額で敷居が高いものでした。
ところが最近では、スマートフォンやタブレットを使ったスマホ決済(クレジットカード決済)が安価で手軽に導入可能になり急速に普及しています。
またスマホ決済なら屋外でも、ネット接続出来る場所なら場所を問わず利用可能です。
そこでエステサロンの店舗開業時にあわせて、集客UPに貢献するスマホ決済(クレジットカード決済)の大手3社を比較してみます。
スマホ決済サービス(モバイル決済) 比較表
サービス名 | |||
決済端末 | |||
決済端末価格 | 4,980円~ | 19,800円 | 19,800円 |
月額料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | 2.5%VISA/Master | 3.24% VISA/Master | 3.24% VISA/Master |
入金サイクル | 最短 翌日 | 月6回 | 最短 翌日 |
その他の決済 | PayPay決済・交通系対応 | PayPay決済・交通系対応 | 交通系対応 |
備考 | 端末価格4980円 | 端末実質無料 | 端末無料 |
これら3社に共通するのは【初期導入コストの安い】・【入金スパンが早い】・【売上に応じた手数料が安い】です。
エステサロンの開業に伴い、集客UPを狙ってスマホ決済(クレジットカード決済)の導入を考えた場合、正直3社に大きな違いはありません。
しかし細かい点に注目していくと私が個人的におすすめするのは、やはりSquareです。他社との差別化ポイントは下記の2つです。
・回数券販売にも対応(他社は都度払いのみ)
クレジットカードは御存知の通り、磁気とICが搭載されたカードですよね。
つまり磁気が弱っているクレジットカードではカード決済出来ないケースが多々あります。
そんな時でも番号を直接入力することでスマホ決済(クレジットカード決済)可能なSquareは、オペレーション的にも慌てなくて済むので魅力的です。
また他社は基本的に都度払い(その日の施術分をその日に支払い)しか対応していませんが、squareなら複数回に渡るコース料金の施術や回数券代の支払いでも利用可能です。
ですから、エステサロンの支払い方法としてSquareを導入すれば、単純に見込客が21%増えるだけではなく、高単価メニューの売上促進(回数券なども)にも繋がると言う事ですね。
・squareなら回数券などの金額が5万円以下の場合、提供期間が1年以内なら決済可能です。
・サービスの提供金額が5万円を超えるコースは、提供期間が1ヶ月以内なら決済可能です。
エステサロン開業に必要な契約手続をしよう!
エステサロンのコンセプトに基づき、開業資金を準備し物件や内装が決まれば、いよいよもオープン目前。
エステサロン開業までに必要な契約を整えてお店のオープン日に備えましょう!
なおオールハンドで行なう施術ではなく美容機器を駆使する場合は、それらとは別に購入費用が発生します。
痩身目的などで使われる、高周波温熱器のインディバなどはすごく高価ですよね。
予算の都合やリスクを考える必要はありますが、ヤフオクなどオークションでの購入方法もあります。
エステサロンの開業時に必要な契約リスト
施術者さんの開業準備ガイド!独立時の「やることリスト」公開中!
こんにちは、長井 達也です。 今回は”施術者さんの開業準備ガイド!独立時の「やることリスト」公開中!です。 リラク・エステ・ネイル・ヘア・マツエク・整体・整骨・鍼灸など、毎年多くの施術者さんが独立開業 ...
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ほかにも例えば、レンタルサロンや賃貸マンションの自宅サロン・出張サロンなどで開業予定の場合、追加で固定電話は必要ないけどチラシや名刺に記載する電話番号が欲しいと言う方にオススメなのが、会員登録してお持ちのスマホにアプリを入れるだけで月額無料で利用できるIP-Phone SMARTです。
初期費用・月額基本料0円で、050の番号が取得できますよ。
エステサロン開業時にオススメの集客方法は?
エステサロンにお客様を集客しようとした場合、Hot Pepperなどに頼りがちですよね。
もちろん重要な媒体の1つですが、口コミを狙っていくなら外せないのが、【エキテン】です。
エキテンは国内最大級の店舗口コミサイトで、総掲載店舗数440万店・投稿口コミ数100万件超です。
ネイルサロンはもちろん、エステやリラクなど理美容系の店舗が多数掲載されています。
有料プランもありますが、無料で店舗の情報や口コミを集められる無料店舗会員プランにまずは登録してみはどうでしょうか。
ホームページを活用したエステサロンの集客方法!
エステサロンを開業しホットペッパービューティーやエキテンなどポータルサイトに掲載し集客に成功したとしても、新規で集客出来たお客様が顧客化してくれないと経営は安定しません。
そこで重要になるのが、エステサロンの開業にあわせて自分の強みが積極的にアピール出来る、お店のホームページを作成する事です。
なぜならお店のホームページを持つことで、ブログなどの情報発信を重ね、ブランディングを進めて顧客との結びつきを強め、結果としてお客様の顧客化がより強固になるからです。
またホームページの作成目的は直接的な集客だけではありません。意識の高いお客様ほど事前にお店のホームページを閲覧し、来店をするか判断してからポータルサイトで予約される導線になるからです。
しかし正直、お店のホームページなんて作った事ないしWEB制作会社に依頼しても高額な金額を請求されそうで怖いですよね。
そこでオススメしたいのがCMSと呼ばれる、お店のホームページ等が簡単に作成出来るサービスです。
CMSとは[コンテンツマネジメントシステム]の略で、デザイナーが作成したテンプレートを選択するだけで簡単にデザイン性の高いお店のホームページなどが作成できるサービスです。
後は管理画面に沿って、画像やテキストを入れ込んでいくだけで、すぐにホームページが公開出来ます。
今回は集客に役立つお店のホームページが、手軽に低価格で初められる3つに厳選して紹介いたします。
オススメ順位 | サービス名 | 特徴 |
第1位 | ・月額1000円(税別)~利用可能! ・様々な業種に対応したHPが作成可能!デザイン4,000通り! | |
第2位 | ・月額0円~利用可能! ペライチなら3ステップだけでホームページをあっという間に公開可能。 誰にでも使いやすいかんたんな操作でホームページをつくれるのが魅力です。 | |
第3位 | ・月額 750円(税別)~利用可能! ・店舗向けに特化したホームページ作成サービス! |
いずれもパソコンサイトとスマホサイトが同時に作成できるものになります。
使い勝手に大きな違いはないので、好みのデザインが手軽に作成できるかなどで判断されてみてはどうでしょうか。
エステサロンを開業したら確定申告しよう!
個人事業主としてエステサロンを開業したら、確定申告が必要になります。
確定申告とは、個人事業主の方が1月1日~12月31日までの1年間の営業結果を翌年の2月16日~3月15日の間に税務署に申告する事を言い、また確定申告の種類には青色申告と白色申告という2種類の方法があり青色申告で申告した方が税金が安くなります。
確定申告 の種類 | 白色申告 | 青色申告 | |
---|---|---|---|
届け出の必要 | なし | あり | |
所得控除額 | なし | 10万円 | 55万円 |
帳簿の種類 | 単式簿記 | 単式簿記 | 複式簿記 |
赤字の繰越 | 繰越不可 | 3年繰越可能 |
本来確定申告書を作成するには会計や簿記の知識が必要になります。
そこでおすすめしたいのが、お小遣い帳感覚で開業したエステサロンの確定申告の作成が可能となる、クラウド型と呼ばれる確定申告書が作成出来る会計ソフトです。
クラウド会計ソフトとはインターネット上で入力出来るソフトの事で、特に下記はいずれも会計の知識がなくても確定申告書を作成する事が可能です。
それでは早速おススメの3社のクラウド会計ソフトを比較していきます!
弥生の青色申告 | freee会計 | マネーフォワード確定申告 |
セルフ 年9,680円 | スターター 年12,936円 | パーソナル 年16,896円 |
電話サポート付 年26,400円 | 消費税申告(インボイス制度)は年26,136円 | 電話サポート付 年39,336 円 |
最安値&人気No1! | スマホで領収書撮影するだけの簡単処理! | 個人事業主の伸び率No.1 |
初期費用0円 | 初期費用0円 | 初期費用0円 |
2023/10/28 現在
基本的なサービス概要はどこも同じです。あとは価格面やサポート面の違いやソフトの使い勝手などになります。
そこで、以下は確定申告を行個別に会計ソフトサービスの特徴をまとめていきます。
第一位!低価格で確定申告するなら!やよいの青色申告 オンライン 月割666円~
クラウド会計ソフト利用シェアNo.1
法人会計ソフトの老舗、弥生が2014年にサービス提供を開始し、個人事業主の方に利用されて“シェア56.8%”で最も使われている確定申告のサービスがやよいの青色申告 オンラインです。
※(2017年3月)-MM総研調べ
エステサロンを独立開業された個人事業主さんが初めて青色申告をされたい場合、青色申告で確定申告書を作成するのに必要な全ての機能が、初年度0円で使えるセルフプランです。
また電話/メール/チャットサポートの利用を希望される方は、ベーシックプラン次年度は、12,960円(税込)が初年度は半額の6,480円(税込)になります。
ほかにも初期設定すれば銀行明細、クレジットカードなどの取引データを自動的に取り込んで処理したり、レシートなどスマホアプリで撮影したデータを自動仕訳するので、入力と仕訳の手間が省けます。
EXCELなど多少でも触った事が有る方ならこちらの会計ソフトでも簡単に確定申告出来るとおもいますよ。
第二位!経理処理に自信がないなら!クラウド会計ソフトfreee 月割980円~
初心者に最適な会計ソフト!スマホアプリでより手軽に!
- 会計ソフトfreeeの特徴
エステサロンを独立開業された片が初めて確定申告を行う場合でも、直感的に使えるように設計されているのが会計ソフトFreeeです。
ステップに沿って質問に答えるだけで確定申告書類を作成出来る手軽さでが売りの確定申告ソフトです。
また青色申告・白色申告ともに対応しており、ヘルプページやサポート機能も充実。
困った時にはチャットで質問し、即座に問題解決出来るので、2年目も使いたい方は実に97%と人気のサービスです。
会計ソフトfreeeなら会計・簿記の知識がない初心者でも安心の設計で、銀行・クレジットカードのデータを自動的に取り込んで会計処理(=仕訳)が可能です。
他にもスマホアプリを利用すれば、レシート画像をAIが自動解析し、文字情報から自動で経費まで可能!。高精度なOCR認証が可能なため、レシートの傾きまで補正して読み取りが可能です。
つまりパソコンをお持ちでない方、またはパソコンや会計にまったく自信がない個人事業主さんには、番便利でオススメの会計ソフト(アプリ)と言えますよね。
第三位!使い勝手と価格のバランスなら!MFクラウド 月割733円~
個人事業主のシェア伸び率No.1のクラウド会計ソフト!
MFクラウド確定申告の特徴
エステサロンを独立開業された方でも初期費用無料、全機能をフルに使える有料プランは月額733円(年間契約)と業界最安水準です。青色申告・白色申告ともに対応しています。
「MFクラウド確定申告」は、確定申告や会計・経理業務を、可能な限り自動化し、確定申告や会計処理を簡単で身近なものへと変えるために開発されたクラウド型会計ソフトです。
特徴的な機能としては、仕訳ルールの学習機能、仕訳方法の自動提案などが搭載されています。
まとめ
以上、”エステティシャンのエステサロン独立開業ガイド!開業資金・資格・集客方法”はいかがでしたか?
エステサロンは、自宅サロンや出張サロン、レンタルサロンなど比較的場所を選ばず手軽に開業が可能です。
その分、エステサロンの開業にはブランディングが大切といえますね。
ポイント
- エステティシャンになるのに国家資格は不要です。民間資格を取得される方もいます。
- エステサロンを開業するのに、原則として保健所に届出などは不要です。
- フェイシャルエステで顔そりなど行う場合は、理容師免許と保健所届出が必要です。
- エステサロンを開業するのに許可や資格は不要。ただし税務署に開業届を提出必要です。
- エステサロンの開業に向けて、開業資金は150万~200万円は最低準備しましょう。
- エステサロンの開業場所としてテナント物件・自宅サロン・レンタルサロンなどの選択肢がある。
- エステサロンを開業する際、カード決済squareの導入がオススメ!月額0円、決済手数料も3.25%~
- エステサロンの開業時、集客として口コミ無料媒体、【エキテン】がオススメです。