こんにちは、長井 達也です。
今回は、自宅サロンで集客するためのチラシ&メニュー作成ガイド!です。
自宅サロンの開業準備ができたら、次は集客ですよね。
ただ自宅サロンでは、基本的に皆さん1人でサロンを運営する事になるので、Hot Pepperbeautyなどの広告媒体だと掲載費用が高いですしオーバースペックになりがちですよね。
そこで自宅サロンにお客様を集客する方法として手軽なのがチラシによる集客があります。
今回は自宅サロンを開業した方がチラシやメニュー表作成して集客したい場合に、ちょっとした法則に則って作成すると集客効果UP・客単価UPにつながる方法について解説していきますね。
集客方法別の反響率
自宅サロンにお客様を集客する為のツールとして手っ取り早くはじめられるのが、チラシによる集客です。
しかしチラシを作成する前に知っておいて欲しいのが、チラシの反響率です。
反響率とは例えばチラシを配布して、どれだけ問い合わせや来店などに繋がったかを示す比率の事になります。
もちろん反響率はチラシのデザインにも左右されますが、一般的な反響率についてまとめてみますね。
ポスティングチラシで新規顧客1件獲得する場合
獲得コスト12,500円! 反響率0.1%
今まで自分の郵便受けにポスティングされたチラシを見て、連絡や訪問などなにかしらのアクションをされた事ありますか?
飲食店の出前など特定の業種により反響率は異なりますが、一般的にはポスティングチラシの反響率は1000枚配って1件反響ある程度と言われてます。
例えばネット印刷でお馴染みのラクスルでA4カラーのチラシ5600部を印刷+ポスティング依頼した場合の費用は、40,000円ほどになります。
これにチラシのデザイン料を加算すると、合計で約70,000円の予算になり、単純計算で新規で1件の顧客を獲得するコストは12,500円となります。
70,000円÷5.6人=12,500円
新聞折込チラシで新規顧客1件獲得する場合
獲得コスト7,222円! 反響率0.15%
新聞折込によるチラシは、ポスティングチラシよりも閲覧率が高い傾向にあります。
そのため業種別に違いはありますが一般的に新聞折込チラシの反響率は1000枚配って1.5件反響ある程度と言われてます。
例えばラクスルでA4カラーのチラシ6000部を印刷+折込依頼した場合の費用は、35,000円ほどになります。
これにチラシのデザイン料を加算すると、合計で65,000円の予算になりになり、単純計算で新規で1件の顧客を獲得するコストは7,222円となります。
65,000円÷9人=7,222円
さて、一見すると新聞折込チラシの方が、ポスティングチラシよりも獲得コストが安いように思えますよね。
しかしセラピスト・施術者の皆さんが考える顧客層にチラシが届いているかは別問題ですよね。
たとえば貴方の顧客層のメインが20代の場合、NHKの2015年に行われた国民生活時間調査では、20代男性の新聞閲覧者数は全体の8%程度、さらに20代女性の新聞閲覧者数は全体の3%程度に留まっています。
つまり、ターゲットの含まれていない母数に対しては、さらに反響率が落ち込む可能性が考えられます。
そこで若い顧客層がメインの場合は、お店の近隣にある独身世帯の住んでいるワンルームマンションに絞ってポスティングをするほうが効率UPする可能性が高い場合も考えられます。
※新聞折込チラシでリラクゼーションサロンのチラシは見た事ないですよね。腰痛・肩こりなどにに限定したターゲット層が高めの整骨院等が多いですよね。
チラシ反響率をUPさせるチラシ作り
自宅サロンを開業して新規顧客を獲得していくには、いかにコストが掛かるかお分かり頂いたと思います。
だからと言って、チラシが無駄であるとか効果がないと言う事ではありません。
既存顧客や、既存顧客から紹介顧客を貰うためにもチラシは重要なツールになります。
そこで、ここから反響率をUPさせる効果的なチラシの作り方について説明していきます。
0.3秒ルール
人は0.3秒で情報を判断すると言われています。
そのチラシが自分にとって必要か不要かを0.3秒で購読者に伝えなくてはいけません。
ですから、新規顧客に対しては0.3秒で訴求出来なければ捨てられるチラシになるという事ですね。
しかし0.3秒ルールだから、奇をてらったチラシがいいかというとそういう訳ではありません。
ターゲットに絞ったレイアウト、書体、色彩心理学などを用いた価格アピールなどが必要になります。
チラシの作成には松竹梅理論で価格を見せる!
突然ですが下の3つのお歳暮ギフト用商品があったとして、あなたはどの商品を選びますか?
比較的多くの方が真ん中の商品を選ぶのではないでしょうか。
飲食店などでは当り前の様に実践されているのが、松竹梅理論です。
松竹梅理論とは、同じグループですが価格が異なるメニューがあった場合、真ん中の価格帯をお客様は選ぶ傾向が高いというものです。
ですから、一番売りたいメニューを真ん中に置き、客単価UPを行なうのに効果的な手法です。
イメージできるメニュー名をチラシに記載する
セラピスト・施術者の皆さんはこだわりをもってメニュー名を付けていますか?
お客様にちゃんと売りたいメニューに誘導できるように配慮していますか?
飲食店などでは利益率の高い商品などに、オススメマークを付けたりしていますよね。
セラピスト・施術者の皆さんも販売戦略としてしっかりとしたメニュー構成を一度考えてみましょう。
それにはメニュー名、そして写真と説明分などしっかりと記載しましょう。
下記は神戸にある高級店 ルガスパさんのメニュー構成です。
こちらはアッパー層向けのメニューのため言葉のチョイスも違いますが、イメージ出来る写真やわかりやすいメニュー説明で構成されていますね。
また付加できるオプションメニューを併記することで客単価UPも狙えるので良いです。
チラシ反響率は、適切なターゲット層に訴求出来ているかで決まる!
自宅サロンを開業し、チラシを作成しても反響率が低ければ配布する意味がありませんよね。
そこで反響率をUPさせるには、適切なターゲットに対して適切な方法・タイミングでチラシを届ける事です。
そのためには、チラシ作成する時に対象者を決めて、何の目的でいつ渡すのかを事前に考えてみましょう。
チラシを渡すターゲット
チラシが必要になる状況はどんなパターンがあるでしょうか。
- お店を新規オープンした
- 新規、既存客向けにキャンペーン情報を届けたい
- リピーター向けの優待情報を告知したい
- お店の前で手渡しで配りたい
など、色々な状況があると思います。
ここでは新規見込み客、リピーター、1度来店して次につながる可能性のある顧客の3つに大別します。
今まで経験的に効果が有ったものを紹介します。
新規見込み客にアプローチして新規客を増やす場合
まずは自宅サロンを開業して認知してもらうためのアプローチです。
⇒(例)紹介すると割引になるなどの特典のついたチラシ・お店の前で呼び込みをする
⇒ 一瞬でわかるビジュアル画像と値段やお得感の伝わるテキストを大きく表示したチラシ・お店の置き看板などにセットする場合
⇒ 手に取る人はすでにそのサービスに興味がある人なので、具体的なサービスメニュー、値段、クーポンなどを掲載。
リピーター向けのチラシ
既に何度もご来店されているお客様に、新しいサービスを紹介したり、よりお店のファンになってもらう効果を狙ったものです。
⇒ 経験則ですが多少手書き感があり、派手目のテイストのチラシにするとお得感が出て手に取ってもらいやすいです。・LINEなどで新メニューやキャンペーンを告知する(WEBチラシ)
⇒ ラインは比較的見られやすいツールなので、定期的にご優待クーポンなどを告知するのがおすすめです。
1度来店して次につながる可能性のある顧客
せっかくご来店されたお客様ですから、ぜひ次も自分のお店を選んでもらいたいですよね。
まずは来店されたその日のうちに、次につなげるための施策を行いましょう。
鉄は熱いうちに打て!ですよね。
・施術担当者の手書きメッセージ入り
・ポップで分かりやすい、新聞の様な「読み物」チラシ
などの構成のチラシが効果的です。
クーポンを渡すだけでもいいですが、チラシにするとお店やメニュー紹介をよりたくさんのせる事が出来ます。
帰り際にポイントカードなどと一緒に、手渡しでお客様にお渡しするようにしてください。
エレベーターの待ち時間、電車の待ち時間、移動時間、などお客様にとって手持無沙汰な空き時間ができる機会が多いので、ゆっくりチラシを読んでもらえる可能性が高くなります。
まとめ
以上、【サロン開業】自宅サロンを開業したらチラシを作って集客しよう!チラシ・メニュー表の作り方!はいかがでしたか?
新規顧客獲得は、いかにコストが掛かるかお分かり頂いたと思います。
だからこそ既存客を大切に優遇する必要がありますし、また既存客からの紹介顧客を即すためにも紹介制度や店頭に置くチラシ類は大切です。
配る相手・配る場所・配る内容を適切に整理すれば、紙のチラシは有効な集客手段になります。
またWEB媒体と併用することも、サロン集客には重要です。
またせっかく作成したチラシをさらに有効活用するには、WEB上にチラシをUPしてしまうという方法もあります。
例えば、無料でサロン店舗の情報が掲載出来る、国内最大級の店舗口コミサイト【エキテン】と言うサービスが有り、自分専用の集客ページを持つことが出来ます。
そちらに、チラシをUPするコーナーもあるのでそれらを活用するのも良いとおもいます。
また口コミサイトなので、お客様に口コミを書いてもらうというのも重要な集客に繋がりますね。