こんにちは、レンタルサロンFELICITE神戸のナガイです。
今回のコラムは、個人事業主の方必見!開業届の書き方と提出方法!です。
開業届とは、個人事業主として起業する際に税務署に提出義務のある書類の事です。開業届を整理すると下記になります。
ポイント
- 開業届とは、個人事業主として新しくお金を貰う事業を始めた場合に税務署に届出が必要な書類の事です。
- 新しく事業を始めた場合には、原則として1ヶ月以内に最寄りの税務署に開業届の提出が必要です。
- レンタルサロン・出張サロン・自宅サロンなど店舗の形態は関係なく開業届の提出が必要です。
- 個人事業主として事業を開始したら業種はもちろん本業・副業に関らず開業届の提出が必要です。
- 業務委託契約で働く場合も立派な個人事業主となるので、開業届の提出が必要です。
【無料】freee開業を利用して開業届を作成しよう!
個人事業主として新しく事業を開始したら税務署に届け出が必要な開業届です。
しかし開業届の用紙の入手から必要事項の書き方や提出まで、初めて開業する方にとっては面倒な作業です。
そこで今回ご紹介するのが、freee開業と言う無料のサービスです。
freee開業を使えば、開業届の書き方が分からなくても簡単な質問に答えるだけで、すぐに開業届などの必要な書類を自動で、しかも無料で作成する事ができます。
またfreee開業で作成した開業届は、印刷してそのまま税務署に持参するか郵送するだけで提出が可能になります。
それでは簡単・手軽なfreee開業の使い方について説明します。
STEP1
freee開業のホームページから、[今すぐ開業準備を始める]をクリックしてメールアドレス・パスワードを入力します。
次に[ 利用規約 及び プライバシー・ポリシー に同意します。 ]にチェックし【freee開業を始める】をクリックします。
STEP2
こちらのページでは質問に答えて書類作成に必要な準備をします。
Q1 どのような仕事をする予定ですか? していますか?
サロン開業の場合は仕事の種類を[美容・理容]に選択、仕事の概要は自由入力から入力し【保存】をクリックします。
例)ネイルサロン・まつげエクステサロン・リラクゼーションサロンなど。
Q2 その仕事はいつから始めますか? もう始めていますか?
基本的に任意の日付になりますが、お店のオープン日ではなく、お店のオープンに向けて開業準備を始めた日付を入力し【保存】をクリックしましょう。
つまり今日開業決意したら本日の日付でも大丈夫です。
Q3 収入はいくらくらいになりそうですか? 目指していますか?
目標的な収入額で結構です。金額を入力し【保存】をクリックします。
Q4 どこで仕事をしますか? していますか?
自宅サロンで開業の場合は、[自宅で働く]を選択し【保存】をクリックします。
サロンの開業場所が未定の場合は、[その他/決まっていない]を選択し【保存】をクリックします。
店舗物件を借りて開業する場合は、[お店を開いて働く]を選択し【保存】をクリックします。
レンタルサロンを一時利用で開業する場合は、[その他/決まっていない]を選択し【保存】をクリックします。
Q5 従業員や家族に給与を支払う予定はありますか?
一人でサロンを開業する場合は、[今はない]を選択し[保存]をクリックし一番下の【次へ】をクリックします。
STEP3
このページでは屋号、プロフィール(名前・住所・電話番号・生年月日)、収入の種類をチェックして確定申告の種類を選びます。
屋号
すでに屋号が決まっている場合は入力するを選択し、記入のうえ【保存】をクリックします。
まだ屋号が決まっていない場合は入力しないを選択し、記入のうえ【保存】をクリックします。
プロフィール(名前・住所・電話番号・生年月日)
こちらは個人事業主となる貴方のプロフィールを記入のうえ【保存】をクリックします。
収入の種類
事業所得にチェックをつけて、【保存】をクリックします。
確定申告の種類を選びます。
確定申告には3つの種類があります。月にお小遣い程度に数回働くなら白色申告でも良いかもしれませんが、基本的には青色申告の65万円控除がおススメです。
青色申告 65万円控除
青色申告 10万円控除
白色申告
最後に【書類を提出する】をクリックして下さい。
関連記事:サロン経営者のための簡単確定申告
STEP4
書類の提出先を選択しましょう
お住まいになっている最寄の税務署を選択しましょう。
書類の確認しましょう
こちらに記載の【書類を確認する】をクリックすると、これまで答えた内容が入力された開業届をお手元のパソコンにダウンロードできます。
あとは書類をすべて印刷して、マイナンバーを入力し押印して提出するだけです。
なお郵送する場合は、返信用封筒を必ずつけましょう。開業届 控えを返送してもらえます。
まとめ
以上、個人事業主の方必見!開業届の書き方と提出方法(郵送または持ち込み)はいかがでしたか?
個人事業主として開業する際に必要な開業届ですが、書き方が分からなくてもfreee開業は本当に質問に答えていくだけで簡単手軽に開業届の作成をサポートしてくれる無料サービスです。
また開業届の作成と同時に税金を安くする事ができる、青色申告の承認届出書もあわせて作成可能です(確定申告の時に55万円分控除される)。
ですから開業準備を始めたらすぐに開業届を提出しましょう!
なお平成28年より開業届を提出する際には下記の内容が必須となりました。
- 開業届にマイナンバー(12桁)の記入。
- 届出をする方の本人確認書類の提示又は写しの添付。
確認書類の添付については、成りすまし等を防止するための本人確認(マイナンバーの番号確認及び身元確認)を税務署で行うため、個人番号を記載した申請書等(=開業届も)を提出される際には、申請をする方の本人確認書類の提示又は写しが必要となりました。郵送の場合は本人確認書類の写しを用意しましょう。