こんにちは、ナガイタツヤです。
今回は、【サロン開業体験談】 鍼灸師の国家資格取得し、治療と癒やしのサロン開業です。
セラピスト、柔道整復師、トレーナー、アイリスト、ネイリスト、エステティシャン、鍼灸師で独立開業された事がある方を対象とした匿名アンケートを募りました。
・サロン開業の「失敗談・成功談」に関する体験
・サロンの独立開業を成功させる方法・ポイントとは？
これらのアンケートについて回答頂きましたので、独立開業を目指す皆さんの参考になる様に回答を掲載します。
今回は鍼灸師＆セラピストであるKさんの体験談です。
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鍼灸師さんの失敗しない鍼灸院開業ガイド！美容鍼・自宅開業・最適な間取り
こんにちは、長井 達也です。 今回は”鍼灸師さんの失敗しない鍼灸院開業ガイド！美容鍼・自宅開業・最適な間取り”です。 鍼灸院の開業を目指しているけど「集客に自信がない」「美容鍼をメインに独立開業しても ...
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リラクゼーションサロンを独立開業
性別：男性
独立開業した年齢：４０代
業種：セラピスト・鍼灸師
店舗形態：テナント物件（貸店舗）
国家資格取得後に、より需要があり興味があったリラクゼーション業界を選びました。
色々なサロンに勤務しながらいつかは開業することを目標としていたのです。大手サロンなどにも勤務して気づいたのが、独立しないと稼げない業界だということです。
この業界は、完全歩合制が当たり前です。単純計算で一日に1万円の稼ぐのに6時間マッサージしなければなりません。身体は、疲れますが想うような収入にはなりません。
またリラクゼーション業界では低価格路線が進んでいてその価格がスタンダードになりつつあります。
開業の目的は、価格を下げずに集客しそれにより収入を得たいというものでした。
また技術力で差別化をはかるために有名セラピストの講座なども複数受講して認定資格を取得して開業準備を進めてきました。
またテナント選びも競合の少ない地域でなるべく集客しやすい場所を探すのが、かなり苦労いたしました。
私の場合、最終的に1人サロンでしたから10坪あれば十分でしたので大家さんとも交渉し物件取得に至りました。
セラピスト・鍼灸師のKさんは国家資格を取得後に、完全歩合制リラクゼーションサロンで勤務されましたが、それこそ身を削って対価を得るという肉体的限界や、自分の身１つで稼げる限界を感じて独立開業を目指されたんですね。面白いのは国家資格をお持ちなのにリラクゼーションサロンに需要を感じて、領域を広げられた事です。昨今、鍼灸師しかり柔道整復師なども、社会保険の適用となる治療が難しくなってきていますよね。そのため実費治療へとシフト転換を皆さん測られていますが、正直一概に皆さん成功出来ているとはいえない状況です。そういった中で、治療と癒やしの両分野のスキルを手に入れられてからの独立というのは理想的ではないでしょうか。
お店のコンセプトは「硬い筋肉をほぐす専門店！」
開業したお店のコンセプトは、硬い筋肉をほぐす専門店！です。このコンセプトにした理由は、サロン勤務時代に気づいたのがキッカケです。
リピートしてくるお客さんのほとんどが、ガチガチに筋肉が硬くなってしまっている人がほとんどだったからです。一般的なサロンでは、敬遠されてしまいます。なぜなら疲れるからです。
しかしそういうお客さんは、下手な宣伝などしなくても定期的に利用してくれる事に気付きました。こういった筋肉が硬い！つらくて仕方ない！とうお客さんを専門に集客したら安定した経営になるのではないか？と思ったからです。
そしてもう一つのコンセプトは、10分1000円の価格設定です。いわゆる60分2980円といった激安サロンの2倍の価格設定です。他では受けられない施術を提供するかわりに、価格も2倍にするというコンセプトです。
この価格なら90分マッサージで消費税いれて1万円近くなります。安売りはしない強気の価格設定です。激安店と技術と価格で差別化を図る戦略でお店を開始しました。
サロンの開業資金と内訳
開業資金は自己資金で約２６０万円です。
開業資金は、国民金融公庫に借りようとしましたが審査が通らず焦りました。運転資金を含め200万借りようと計画していたのですが。審査が通らない理由などは教えないので理由は、わかりません。
地方銀行のローンが、通りましたので200万借りました。自己資金は50万です。使い道は、物件取得に50万。古いテナントでしたからリフォームに100万。ベッドが16万。エアコン20万。パソコン8万。備品等で14万。残りのお金50万円ほどを運転資金としました。
細かいものまでは、書きませんが細々と出費はかさみました。特に古い建物でしたから、トイレを新しくしたり壁紙を張り替えたり。エアコンやパソコンなども高額でしたから揃えるのに苦労しました。
しかし汚いサロンにするつもりはありませんでしたから、リフォームにはお金をかけました。リフォームを少しでも自己資金で行うために、家賃を下げてもらうよう交渉しました。
長くお店を続けるなら固定費を抑える必要があり、家賃が低いほど助かりますので。
設備資金用途
内装 100万円
物件 50万円（賃貸店舗契約費用等）
設備 20万円（エアコン）
備品 38万円（施術ベット・パソコン・その他）
セラピスト・鍼灸師のKさんは国民金融公庫（現在の日本政策金融公庫）に融資を断られてしまいましたね。融資が承認される確率は当然１００％では有りません。事前に税理士さんなどに事業計画書を見てもらい、修正した事業計画書を提出する事で承認率はUPしますよ。あと内装費用です。１０坪で１００万円の内装費用ですから低予算で押さえられてると思いますが、低価格で内装イメージを良くするには床・壁・天井など広い面積の部分にお金をかける事でお店の印象を視覚的に大きく変える事が出来ます。例えばクロス代などは1平米５００円~1,500円程度です。床も本物のフローリングではなくクッションフロアなどで程度の良いものを選ぶべきですね。サンワカンパニーなどのHPも一度見てみてはどうでしょうか。※職人さんはサンワカンパニー嫌が有る場合ありますが。ベットについては、１６万円となかなか予算をかけていますよね。店舗面積１０坪で考えるならベット数は多くて２台しかおけないので2台購入されたのでしょうか？？リラクゼーションメインなら、耐久性とマットの寝心地で選べば十分です。個人的には業務用の美容メーカーでもある、セブンエステなどで扱ってる３万円台程度のベットで十分だと思います。
その価格でもリクライニングや昇降まで出来て、耐久性もあり寝心地も良いです。またエアコンも１０坪で２０万円投資されていますが、１０万前後で富士通製やダイキン製ならあるとおもいます。
これでざくっと、２０～３０万は開業資金が浮いたと思うので、それらで広告宣伝費や運転資金に回されてもいいですね。
サロン集客方法 口コミサイトとチラシ・HPによる集客戦略
開業したお店の集客方法は、まずチラシ配りから初めてました。近隣の家へのポスティングです。
だんだんエリアを広げて配りました。割引券などをつけて配ります。とにかく認知してもらい一回来てもらわないと話しになりませんので。また知り合いが経営するテナント数社で折り込みチラシとして配ってもらえました。
他は【エキテン】などインターネットサイトによる宣伝と口コミを集めました。今はインターネットサイトで調べるのが普通ですから工夫して掲載します。またホームページも作り、SEOの勉強もしました。
検索上位に載るようにかなり試行錯誤を繰り返したのです。なかでも集客が成功したものは、ホットペッパーです。
24時間ネット予約できるのは大きかったです。また美容院などで貯めたポイントが使えますから女性客が一気に増えました。
身体の構造上、肩こりは女性が多いですから戦略として成功しました。ホットペッパーは外せない集客方法になっています。
セラピスト・鍼灸師のKさんは、口コミサイトとhotpepperBeautyでの集客などWEBプロモーションを積極的にされた様ですね。立地が良く、写真映えする店内であれば媒体選びによっては開業当初から積極的にお客様が来てくれるのではないでしょうか。
まとめ
セラピスト・鍼灸師のKさんの開業体験談いかがだったでしょうか。都心部ほどhotpepperなどの媒体はライバルが多いので埋もれやすいかもしれませんが、地方では内装やこだわりのコンセプトなど打ち出し方が周りより少し抜きん出るだけでまだまだ有効な媒体なのかもしれませんね。
