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店舗開業

リスクを負わずにサロン開業をする方法

2017年7月26日

リスクを負わずにサロン開業をする方法

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お店はオープンして3年以内に90%が閉店する

こんにちは、レンタルサロンFELICITE神戸のナガイです。
今回のテーマは、リスクを負わずにサロン開業をする方法です。

エステ・リラクゼーションなどジャンルを問わず、開業後1年以内に50%以上が、さらに3年以内だと90%ものお店が閉店すると言われていることはご存知ですか?
言い換えるなら、普通にサロンを運営しているだけでは必ず3年で閉店するといっても過言ではないです。

ですからサロンとして運営を続けていくには、技術力だけでは閉店は避けられず、施術に加え・接客・集客さらにマネジメントや経営(数字に強くなる)など多くのスキルを身に着けていく必要があります。

しかし今まで従業員として働いてきた方に、突然経営者の視点やスキルを持てと言われても難しい話です。
そこでまず素人経営者が独立・開業を成功させるには、リスクを可能な限り小さくする、ということが重要です。

本気でサロン経営を考えているのなら、逆にリスクをとり成功するという方法もありますが、万人にできることではありませんし、最初はスモールビジネスで段階を踏んで大きくするのが理想的ではないでしょうか。
副業や空き時間で、サロンをやりたいという方にもこちらがおすすめです。

サロン独立開業時の初期費用を押さえ、運転資金に多くまわす事でより儲けを出しやすくなります。
併せて毎月のランニングコスト(家賃など固定的な費用と、電気代などの流動的な費用も)を抑えることが出来れば、低い売上でも安定的な経営が望める可能性が増します。

テナントや賃貸マンションで開業するリスク

経営スキルがないのに、いきなり不動産屋さんに飛び込んで貸店舗を借りてしまうというのは危険です。
それに資金力がないと、好立地の物件を借りる事が出来ません。独立を考えているあなたは、いま働いているお店よりも不便な場所にお客様を呼ぶ自信はありますか?

不動産も地域によって商習慣が異なるのでアバウトな数字になりますが、10坪程度の少し広めのワンルームマンションぐらいで、家賃10万円ぐらいの小規模な貸店舗の場合でも敷金・礼金あわせて、それぞれ3ヶ月分は初期費用として必要です。

さらに最近ですと、保証会社というものにも加入する必要があります。
それに初回家賃を考えると、不動産の賃貸借契約だけで大方100万円は最初に用意する必要があります。
さらに貸店舗の場合は、内装費用も必要です。コンクリートむき出しのいわゆるスケルトン物件の場合、おおよそ1坪20万~30万円ぐらいは内装費用を見ておく必要があります。最後に備品類です。これは業態にもよるでしょうか、比較的敷居の低いリラクゼーションサロンでも30万~50万円は必要です。

ベッド、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、電話機などから、細かいものでいうとトイレのサニタリー用品や台所用品など。それこそニトリなどで少し買い揃えるだけで、2~3万ぐらいはすぐに飛んでいってしまいます。

また、マンションの1室を借りて営業するというのも実はハードルが高いです。まず賃貸マンションを店舗として利用しても良い物件は少なく、勝手に営業活動を行なうと解約となる場合もありえます。
看板なども出せない状況になりますし内装費用がかからないという程度で、実はメリットがあまり生まれないケースも有ります。

レンタルサロンをつかうとリスクが減る

スタートアップ時のリスクヘッジとしてオススメする開業方法の1つとして、レンタルサロンがあります。レンタルサロンとは下記のようなサービス形態のものを言います。

レンタルサロン(シェアサロン)

英語:rental salon


エステ・整体などの施術が行える施術ベッドを備えた施術場所を提供するサービスまたは、そのスペース・店舗を指す。レンタルサロンの形態としては、ワンルームマンションの一室や、既存店舗の空きスペースを活用する場合が多く、レンタルサロン単体で開業している店舗は少数となる。

主なレンタルサロンの利用者は、独立開業を目指す方や、週末起業の施術者などで構成され、業種としてはエステティシャン、セラピスト、柔道整復師、理学療法士、ネイリスト、アイリストなどになる。その他にスピリチュアル系も含まれる。(アクセスバーズから、ヒーリング系のジャンルまで)

レンタルサロンFELCITE神戸店と、近隣の貸店舗物件の比較表が下記になります。レンタルサロンの場合、施術に必要なベッドなどは整っているので、痩身や美容などで特別な機器が必要ということでなければ、後は施術に合わせた消耗品などを追加で買い揃えるだけで開店出来てしまいます。

貸店舗とレンタルサロン(月貸し)の費用比較(税別表記)

 貸店舗 レンタルサロン(当店)
 面積 25㎡ 5.5㎡
 賃料 70,000円 60,000円
 共益費 5,000円 0
 敷金・礼金等 500,000円 20,000円
 内装費用 1,500,000円 0
 備品代 350,000円 0
 ランニングコスト 20,000円 0
 備考 平日24時間利用可週6回 9:00~17:30

上記の通り広さや利用時間の融通などは、自分で貸店舗を借りた方がメリットが出ます。
しかしレンタルサロンでは受付、待合、トイレ、キッチンなども整っているので実質必要な面積は施術スペースのみで、利用したいときだけ利用できるので、無駄な待機時間がありません。最小の経費と時間で、最大効率のサロン経営が可能となります。

また最後に、事業がうまくいかなかったときのリスクについても触れておきます。
1番重要なのが撤退経費です。
貸店舗は解約予告期間が3~6ヶ月が多くなります。お店を閉店すると宣言してから最低、3~6ヶ月はお店を借り続けなければいけません。また、内装を施した場合はもとの状態(原状回復義務)が生じ、退去時にも工事費用が発生することになります。
当店のレンタルサロンであれば、月末までに更新しない旨を伝えるだけで翌月末には速やかにお店をたたむことが出来ますよ。

まとめ

これからのお店のオープンは、フットワークの軽さが大事なのではないでしょうか。

  1. お店はオープンして3年以内に90%が閉店する
  2. リスクヘッジを重視した開業方法がおすすめ
  3. レンタルサロンは開業も撤退も最小のリスクで運用できる
  • この記事を書いた人

運営者 長井 達也

独立開業を考えている施術者の皆さんに、開業・運営、集客、確定申告などに関する役立つ情報を提供しています。リラクゼーション、エステ、整体、整骨、鍼灸など、ジャンルを問わず独立開業と運営に関する個別コンサルティングも行っています。お気軽にご相談ください。

【経歴】ヘアサロン・ネイルサロン・リラク・鍼灸院の立上げ・居酒屋の立直し・IT企業で総務・経理など幅広い経験があります。現在は商業不動産のリーシングやレンタルサロン運営を行いつつ、コワーキング・農業・陸上養殖・地方創生に興味があります。

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