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サロン開業の悩み事ガイド!資格必要?開業届・営業許可・保健所登録は??

2017年8月12日

サロン開業の悩み事ガイド!資格必要?開業届・営業許可・保健所登録は??

こんにちは、長井 達也です。

今回は、”サロン開業の悩み事ガイド!資格必要?開業届・営業許可・保健所登録は??”です。

お店を新規に開業される場合や自宅を”自宅サロン”として開業される際、「必要な手続きは?」「何から初めたら良いの?」といった疑問や不安はありませんか?

確かに、エステやネイルなどを自宅のスペースを活用して施術を行うだけならすぐにでも始める事は可能ですが、お金をもらう以上は立派な個人事業主となります。

また施術内容によっては資格や保健所に届け出が必要になったります。

さらに売上内容によっては税務署に確定申告書を行う必要も当然あります。

そこで今回は、様々な業種のサロン開業手順について分かりやすく解説していきたいと思います。

 

まつげエクステサロンの開業手順

まつげエクステサロンの開業手順

必要資格必要な許可届出先費用
美容師免許開業届税務署無料
管理美容師免許美容所登録保健所16,000円
(大阪府の場合)

まつげエクステの施術に必要な資格

お客様にまつげエクステの施術を行なう場合、必要になるのが美容師免許です。

貸店舗や自宅サロン、出張サロンなど店舗の形態に関らず、お客様にまつげエクステの施術を行う場合、美容師免許の取得が必須になります。

以前は、まつげエクステの施術を行うのに美容師免許が必要とは明記されて無かったのですが、厚生労働省が2008年に「美容師免許の取得を必須にする」通達を出し、まつげエクステの施術には美容師免許の取得が必要と成りました。

またアイリストが2名以上在籍するサロンでは管理美容師免許という資格も必要になります。

まつげエクステサロンの開業に必要な許可【美容所登録】

まつげエクステサロンを開業する場合、保健所へ美容所登録が必要です。

美容所登録を行うには管轄する保健所に、「美容所開設届出書」と言う書類をオープン日の1~2週間前に提出します。

書類を提出すると後日、保健所の職員の方がサロンに来て、美容所登録の基準を満たしているか審査に来ます。

問題なく審査が完了すると、美容所確認済証(名称は地域により若干異なります)が発行され、まつげエクステサロンの営業が可能となります。

なお、まつげエクステサロンを開業する場合、自宅サロンだから保健所への美容所登録が不要になるなどは有りません。

お店の形態に関わらず保健所への美容書登録が必要です。

また美容所登録の届出をせずに、まつげエクステサロンを開業し、その事実が発覚した場合には三十万円以下の罰金と規定され、営業も出来なくなります。

美容所登録時の主な施設基準は下記の通りです。(渋谷区保健所生活衛生課環境衛生係の資料)

ココに注意

  1. 施術スペースの面積が13平米必要
  2. 床や壁は不浸透材を使用する必要
    (絨毯はNG フローリングなどはOK)
  3. 換気が出来る事が必要
  4. 給排水が必要

まつげエクステサロンの開業に必要な登録【税務署への開業届】

まつげエクステサロンの開業準備を開始したら、税務署に開業届の提出を行います。

開業届とは、正式には個人事業の開業・廃業等届出書と言います。

個人事業主としてお金を貰う仕事を始める場合、開業準備を始めた時から数えて1ヶ月以内に開業届の提出が必要です。

なお個人事業主としてまつげエクステサロンを独立開業する場合、貸店舗、レンタルサロン、自宅サロン、出張サロンなど店舗の形態や事業規模に関らず開業届の提出が必要です。

なお個人事業主の開業に必要な書類が、無料で作成出来るfreee開業と言うサービスが有ります。

freee開業を使えば簡単な質問に答えるだけで、開業届が作成出来ます。

実際、私もfreee開業で作成してみましたが、5分程度で作成出来ました。

後は作成した開業届を2部印刷(1部は返送してもらう控え用で返信封筒も付けます)し、2部とも税務署に郵送するか持参すれば開業届の提出が完了します!

※『開業届の提出を忘れていた方!』遅れて提出してもペナルティーはないので、早速作成して提出して下さいね。

なお、まつげエクステサロン開業の詳細は、こちらも併せて御確認下さい。

 

ネイルサロンの開業手順

ネイルサロンの開業手順

必要資格必要な許可届出先費用
不要開業届税務署無料

ネイルの施術に必要な資格

現在、日本でネイリストとしてお客様にネイルの施術を行なう場合、特に資格は必要ありません。

しかし独学でネイリストを目指す方は少なく、就職するにも通常は下記の様な民間資格を取得される方が多いです。

■ネイリスト技能検定試験
国際的に通用するネイリスト育成を目指す日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が実施。

1〜3級に分かれ、独立開業やネイルサロンへの就職を目指すなら2級以上の資格が望まれます。

■JNAジェルネイル検定
ジェルネイルがネイルサロンの主要メニューとなった今、ニーズの高まっている資格です。

初級、中級、上級の3種があり、独立開業やネイルサロンへの就職を目指するなら中級以上の資格が求められます。

ネイルサロンの開業に必要な許可【保健所への美容所登録】

ネイルサロンのお店を開業する場合、保健所への美容所登録などは不要です。

また貸店舗やレンタルサロン、自宅サロン(おうちサロン)などお店の形態を問わず、美容所登録が不要となっています。

しかし2010年9月に厚生労働省より「ネイルサロンにおける衛生管理に関する指針」が発表されており、どこの行政機関からも監督されない分、自分自身で衛生面には気を配る必要がありますよ。

また保健所への美容所登録が不要ということは、美容所登録のための施設基準を満たす必要ないため、まつげエクステサロンに比べてお店の物件選びの選択肢が多くなります。

例えば13㎡に満たない施設や、給排水のない店舗物件だとまつげエクステサロンは開業出来ないのですが、ネイルサロンであれば、給排水のない店舗物件でも契約して開業する事は可能です。

また保健所への登録がないため、自宅でネイルサロンを開業するのも手軽に行えます。

ネイルサロンの開業に必要な登録【税務署への開業届】

ネイルサロンの開業準備を開始したら、税務署に開業届の提出を行います。

開業届とは、正式には個人事業の開業・廃業等届出書と言います。

個人事業主としてお金を貰う仕事を始める場合、開業準備を始めた時から数えて1ヶ月以内に開業届の提出が必要です。

なお個人事業主としてネイルサロンを独立開業する場合、貸店舗、レンタルサロン、自宅サロン、出張サロンなど店舗の形態や事業規模に関らず開業届の提出が必要です。

なお個人事業主の開業に必要な書類が無料で一括作成出来る、freee開業と言うサービスが有ります。

freee開業を使えば簡単な質問に答えるだけで、開業届が作成出来ます。
実際、私もfreee開業で作成してみましたが、5分程度で作成出来ました。

後は作成した開業届を2部印刷(1部は返送してもらう控え用で返信封筒も付けます)し、2部とも税務署に郵送するか持参すれば開業届の提出が完了します!

※『開業届の提出を忘れていた方!』遅れて提出してもペナルティーはないので、早速作成して提出して下さいね。

なお、ネイルサロン開業の詳細は、こちらも併せて御確認下さい。

ネイリストのネイルサロン独立開業ガイド!開業資金・資格・集客方法
ネイリストのネイルサロン独立開業ガイド!開業資金・資格・集客方法

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リラクゼーションサロンの開業手順

リラクゼーションサロンの開業手順

必要資格必要な許可届出先費用
不要開業届税務署無料

リラクゼーションの施術に必要な資格

現在、日本でリラクゼーションサロン(アロマオイル・ボディーケア・リフレクソロジーなど)のお店を開業する場合、特に資格は必要有りません。

またセラピストとしてお客様に施術を行なう場合でも国家資格はなく、民間資格が有るだけなので資格が無くても下記の様な施術をお客様に行なう事が可能です。

  • ボディーケア
  • リフレクソロジー
  • アロマオイルトリートメント
  • 痩身
  • ロミロミ
  • アクセスバーズ
  • ウォームストーンアロマトリートメント

リラクゼーションサロンの開業に必要な許可【保健所への美容所登録】

リラクゼーションサロン(アロマオイル・ボディーケア・リフレクソロジーなど)を開業する場合、保健所への美容所登録は不要です。

貸店舗やレンタルサロン、自宅サロン(おうちサロン)などお店の形態を問わず、美容所登録が不要となっています。

またネイルサロンと同じく保健所への美容所登録が不要なので、美容所の施設基準を満たす必要がありません。

出張施術や、自宅サロン、レンタルサロンなどでも容易に独立開業しやすいジャンルです。

リラクゼーションサロンの開業に必要な登録【税務署への開業届】

リラクゼーションサロンの開業準備を開始したら、税務署に開業届の提出を行います。

開業届とは、正式には個人事業の開業・廃業等届出書と言います。

個人事業主としてお金を貰う仕事を始める場合、開業準備を始めた時から数えて1ヶ月以内に開業届の提出が必要です。

なお個人事業主としてリラクゼーションサロンを独立開業する場合、貸店舗、レンタルサロン、自宅サロン、出張サロンなど店舗の形態や事業規模に関らず開業届の提出が必要です。

なお個人事業主の開業に必要な書類が無料で一括作成出来る、freee開業と言うサービスが有ります。

freee開業を使えば簡単な質問に答えるだけで、開業届が作成出来ます。

実際、私もfreee開業で作成してみましたが、5分程度で作成出来ました。

後は作成した開業届を2部印刷(1部は返送してもらう控え用で返信封筒も付けます)し、2部とも税務署に郵送するか持参すれば開業届の提出が完了します!

※『開業届の提出を忘れていた方!』遅れて提出してもペナルティーはないので、早速作成して提出して下さいね。

なお、リラクゼーションサロン開業の詳細は、こちらも併せて御確認下さい。

 

エステサロンの開業手順

エステサロン 開業

必要資格必要な許可届出先費用
不要開業届税務署無料

エステの施術に必要な資格

現在、日本でエステサロンのお店を開業する場合、特に資格は必要有りません。

またエステティシャンとしてお客様に施術を行なう場合でも国家資格はありません。

民間資格が有るだけなので資格が無くても下記の様な施術をお客様に行なう事が可能です。

  • フェイシャルエステ(※顔そりは不可)
  • ボディーエステ
  • 痩身
  • 脱毛

エステサロンの開業に必要な許可【保健所への美容所登録】

エステサロンを開業する場合、貸店舗やレンタルサロン、自宅サロン(おうちサロン)などお店の形態を問わず、保健所への美容所登録は不要です。

※ただしシェービング(お顔そり)のメニューに取り入れたい場合は理容師免許が必要となり、保健所への美容所登録も必要となるので、注意が必要ですよ!

※美容所の施設基準を満たす必要が有ります。

エステサロンの開業に必要な登録【税務署への開業届】

エステサロンの開業準備を開始したら、税務署に開業届の提出を行います。

開業届とは、正式には個人事業の開業・廃業等届出書と言います。

個人事業主としてお金を貰う仕事を始める場合、開業準備を始めた時から数えて1ヶ月以内に開業届の提出が必要です。

なお個人事業主としてエステサロンを独立開業する場合、貸店舗、レンタルサロン、自宅サロン、出張サロンなど店舗の形態や事業規模に関らず開業届の提出が必要です。

なお個人事業主の開業に必要な書類が無料で一括作成出来る、freee開業と言うサービスが有ります。

freee開業を使えば簡単な質問に答えるだけで、開業届が作成出来ます。
実際、私もfreee開業で作成してみましたが、5分程度で作成出来ました。

後は作成した開業届を2部印刷(1部は返送してもらう控え用で返信封筒も付けます)し、2部とも税務署に郵送するか持参すれば開業届の提出が完了します!

※『開業届の提出を忘れていた方!』遅れて提出してもペナルティーはないので、早速作成して提出して下さいね。

なお、エステサロン開業の詳細は、こちらも併せて御確認下さい。

 

確定申告について

個人事業主として開業届を提出する時に、併せて提出しておきたいのが、「青色申告承認申請書」です。

青色申告とは確定申告の際に税金が安くなる申告制度の事です。

開業届青色申告承認申請書が手軽に作成出来るfreee開業があるので、ご紹介しておきます。

このサービス、大変便利で質問形式のアンケートに答えていくだけで税務署などに提出する書類を作成することができます。
画面は下のようになっています。
開業届と青色申告承認申請書が手軽に作成出来るfreee開業

質問に最後まで答え終わったらPDFが作成されるので、それを印刷してマイナンバーを記載してハンコを押せばあっという間に開業届が出来上がります。

あとはそれをもって、税務署に持参するか郵送するだけです。なお税務署の場所は調べなくても、freee開業が自分の区域の税務署の場所も教えてくれますよ。※身分証明の書類の添付は必要です。

他にも確定申告の種類を選ぶときには、青色申告と白色申告でどれだけ納税額が違うかも教えてくれたり、本当に至れり尽くせりですね!

はじめての税務署は不安や緊張があるかもしれませんが、実際のところ受付職員が書類をパパッとチェックしてその場で受付印を押されて終了となります。

それでは開業届を簡単手軽に作成出来たら、さくっと提出してしまいましょう!

 

まとめ

以上、”サロン開業の悩み事ガイド!資格必要?開業届・営業許可・保健所登録は??” でした。

施術を行なうにあたり資格が不要なものは、レンタルサロンや自宅サロンでもサロンの独立開業が出来ます。

また資格が必要であったり施術場所の届け出が必要なものであっても、要件がみたされれば、レンタルサロンや自宅サロンでも営業できます。まずは気軽な気持ちで保健所などで相談してみて下さいね。

  • まつげエクステサロンの施術には、美容師免許が必要。
  • まつげエクステサロンの開業には、保健所への美容所登録が必要。
  • ネイルサロンの施術には、資格は不要。またサロン開業も保健所への美容所登録が不要。
  • リラクゼ-ションサロンの施術には、資格は不要。サロン開業も保健所への美容所登録が不要。
  • エステサロンの施術には、資格は不要。サロン開業も保健所への美容所登録が不要。
  • 業種に関わらず個人事業主としてサロンを開業する場合、税務署に開業届の提出が必要。
  • freee開業を使えば、簡単な質問に答えるだけで開業届を作成可能です。
  • この記事を書いた人

運営者 長井 達也

独立開業を考えている施術者の皆さんに、開業・運営、集客、確定申告などに関する役立つ情報を提供しています。リラクゼーション、エステ、整体、整骨、鍼灸など、ジャンルを問わず独立開業と運営に関する個別コンサルティングも行っています。お気軽にご相談ください。

【経歴】ヘアサロン・ネイルサロン・リラク・鍼灸院の立上げ・居酒屋の立直し・IT企業で総務・経理など幅広い経験があります。現在は商業不動産のリーシングやレンタルサロン運営を行いつつ、コワーキング・農業・陸上養殖・地方創生に興味があります。

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