こんにちは、長井 達也です。
今回は、訪日外国人(インバウンド)集客ガイド!美容室・エステ・ネイル・マッサージ店です。
2022年10月11日から、日本でもようやくコロナの制限が緩和され、入国者数の制限が撤廃され、個人旅行も解禁されることになりました。
この好機を活かし、自店舗に訪日外国人を呼び込んで、インバウンド効果の恩恵を受けたい美容室やネイルサロン、エステサロンなどは多いのではないでしょうか。
しかし、訪日外国人を迎える際には、いくつかの課題が存在します。例えば、「決済方法の壁」や「言葉の壁」といった問題です。
これらを事前に準備しておかないと、貴重なチャンスを逃すことになりかねません。
確かに、訪日外国人を集客するにしても「決済方法の壁」や「言葉の壁」などもあり、事前に準備しておかないと機会損失に繋がりますよね。
そこで、まずはクレジットカード決済の導入を検討することをお勧めします。多くの訪日外国人観光客はクレジットカードを利用した支払いに慣れています。
したがって、クレジットカードの利用が可能であれば、あなたのビジネスにとってもスムーズな決済体験を提供できます。
サービス名 | |||
決済端末 | |||
決済端末価格 | 4,980円~ | 19,800円 | 19,800円 |
月額料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | 3.25%VISA/Master | 3.24% VISA/Master | 3.24% VISA/Master |
入金サイクル | 最短 翌日 | 月6回 | 最短 翌日 |
その他の決済 | PayPay決済・交通系対応 | PayPay決済・交通系対応 | 交通系対応 |
備考 | 端末価格4980円 | 端末実質無料 | 端末無料 |
なお中国人旅行者をターゲットにする場合には、銀聯カードのクレジット決済に対応しているAirPAYとの契約がオススメです。
次に、翻訳ツールの活用も重要です。多言語対応の翻訳アプリやデバイスを店内に用意することで、言葉の壁を乗り越え、円滑なコミュニケーションを図ることができます。
お客様が自分の言葉で要望や質問を伝えることができる環境を整えることで、満足度の高いサービスを提供できる様になりますよね。
最後は、ホームページです。
訪日外国人を集客する際には、アジア系の中国人や台湾人から、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパなど、広範な国々に対応できる必要があります。
そのために、多言語化(1つのホームページで複数の言語を利用可能にする)したウェブサイトを開設することも、訪日外国人を集客する上で極めて重要です。
そこで今回、訪日外国人による経済波及効果「インバウンド効果」を上手に取り込むために、
・インバウンド効果の中身は?
・訪日外国人を集客する多言語化ホームページとは?
・訪日中国人を集客するための大衆点評
・訪日外国人を接客するための翻訳ツール
など、具体的なインバウンド効果に対応する方法について解説します。
地域別・国籍別のインバウンド効果
上記は訪日外国人が何処の県に訪問しているのかを表記した「訪日外国人観光客全体の訪問率ヒートマップ」です。
出典:訪日ラボさん
ヒートマップを見る限り、訪日外国人が訪れてインバウンド効果が生まれている顕著なエリアとして、東京・大阪の大都市圏とその周辺を中心である事がわかります。
つまり、この地域では、美容室・ネイルサロン・エステ・マッサージ店などを運営する皆さんは特に、インバウンド効果を意識した集客を行う事で売上UPが期待出来ます。
では次に、どの国籍の訪日外国人をターゲットにして、集客を行えば良いのかも検討が必要になります。
それについては下記の【国籍・地域別にみる訪日外国人旅行者消費額と構成比】を参照下さい。
上記の円グラフを見る限り、中国・台湾・韓国・香港など、中華圏に近いエリアだけでインバウンド効果の70%を生み出している事がわかります。
但しこれには注意が必要です。
何故なら中国の方は団体旅行での訪問が多いため、観光バス等で移動する既定ルート(観光地・飲食店・ドラックストアなど)で移動するからです。
そのため、旅行会社との太いパイプや観光ホテルなどと提携しているサロン店舗でもない限り取り込むのが難しい状況です。
インバウンド効果で狙うべきターゲットは?
インバウンド効果の大半を占めるとも言える中華系の方々ですが、狙うべきは団体旅行を1度経験した2度目の訪日旅行者(個人旅行者)が狙い目です。
なぜなら彼らは「モノからコト(体験)へ」を求めて来日して来ているからです。
実際、HotPepperアカデミーが行った中国・香港・韓国・台湾在住の20~49歳の女性800名を対象に「日本で体験してみたいこと」についてアンケートを実施しています。
これによると、美容サロンへの来店は7位に入っており、これからインバウンド効果で伸びてくるジャンルと言えますよね。
多言語対応したホームページを作成しよう!
美容室、ネイルサロン、エステ、リラクゼーションサロンなどの店舗が、訪日外国人をターゲットにビジネスを広げるためには、効果的なウェブサイトの作成が欠かせません。
そのためには、訪日外国人が正確な情報を得られるように、多言語化されたウェブサイトの設立が非常に重要です。
多言語に対応したお店のウェブサイトがあれば、日本の美容に興味を持つ訪日外国人は、正確な情報を求めてあなたのお店を探し出すでしょう。
特に、現在では多言語に対応したウェブサイトを準備しているライバル店が少ない状況です。そのため、訪日外国人を引き寄せるにはブルーオーシャンと言えます。
グーペ | おちゃのこさいさい | ジンドゥー | ペライチ | |
初期費用 | 0円 | 3,300円 独自ドメイン利用時 | 0円 | 0円 |
月額(共用ドメイン) | 1,100円(年間契約) 1,650円(1ヶ月単位) | 825円(年間契約) 935円(1ヶ月単位) | 0円 | 0円 |
月額(独自ドメイン) | 1,100円(年間契約) 1,650円(1ヶ月単位) | 1,650円(年間契約) 1,870円(1ヶ月単位) | 990円(年間契約) 1,320円(1ヶ月単位) | 2,950円(年間契約) 3,278円(1ヶ月単位) |
多言語 | ◯ | ☓ | △ | ☓ |
フリーページ | 無制限 | 共用:20P 独自:無制限 | 共用:5P 独自:10P | 共用:1P 独自:5P |
特徴 | 共用は広告表示あり | 共用は広告表示あり | 共用は広告表示あり |
なお、WEBの知識がなくても手軽にホームページを作成出来るサービスとして、上記のサービス挙げられます。
この内、訪日外国人を集客したいなら、グーペをオススメします。
グーペーなら、ホームページの言語表記を自動的に外国語表示できる『多言語翻訳機能』が用意されているからです。
対象言語は、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、中国語、中国語 (繁体字)と、多くの言語に対応。
もちろん、自分で翻訳する必要がありません。
すでに日本語サイトを運営されてる店舗でも、訪日外国人向けのサイトとして追加で開設してみてはどうでしょうか?
また多言語対応のホームページが完成したら、MEO対策もあわせて行いましょう。
中国人を集客するなら「大衆点評」に掲載しよう!
インバウンド効果の恩恵を預かる上で、1つの方法が口コミサイト”大衆点評”への掲載です。
大衆点評とは2017年度で登録ユーザー数2.5億人、中国国内で300万店舗、海外店舗の店舗情報は1,000万以上掲載している中国最大の口コミサイトです。
日本で言う食べログの様なサイトで、ショッピングモール・ホテル・映画・美容室・交通など様々なお店が登録されています。
また中国国内はもちろん日本国内の店舗情報が掲載されおり、来日された中国人の方が日本国内のお店を探される時に重宝するサービスです。
中国人は日本人同様に口コミを重要視する傾向があり、旅行前に大衆点評のレビューを参考にして来日する方が多いのが特徴です。
なお日本の店舗で大衆店評に掲載したい場合には、日本総代理店であるジェーシーコネクト株式会社という会社に依頼する事になります。
クレジットカード決済導入でインバウンド効果で集客UP!
訪日外国人の集客を通じてインバウンド効果を最大限に活かし、売上を向上させるためには、クレジットカード決済の導入が必須です。
なぜなら、インバウンド効果をもたらす訪日外国人の多くは、クレジットカード決済やスマホ決済が主流の国々から訪れるからです。
また、訪日外国人のお客様にとって、現金決済しか受け付けていない店舗とクレジットカード決済に対応している店舗では、もちろん後者の方が利便性が高いですよね。
今回は、個人事業主の方でも手軽に導入できる、以下のクレジットカード決済サービスをおすすめします!
スマホ決済サービス(モバイル決済) 比較表
サービス名 | |||
決済端末 | |||
決済端末価格 | 4,980円~ | 19,800円 | 19,800円 |
月額料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | 3.25%VISA/Master | 3.24% VISA/Master | 3.24% VISA/Master |
入金サイクル | 最短 翌日 | 月6回 | 最短 翌日 |
その他の決済 | PayPay決済・交通系対応 | PayPay決済・交通系対応 | 交通系対応 |
備考 | 端末価格4980円 | 端末実質無料 | 端末無料 |
上記はスマートフォンと小さな決済端末だけでクレジットカード決済が出来る大手3社です。
これら3社に共通するのは【初期導入コストの安い】・【入金スパンが早い】・【売上に応じた手数料が安い】です。
特に月額の固定費用等もないので、インバウンドだけでなく日本人のお客様のためにも導入されてはどうでしょうか。
ちなみに中国の方をターゲットにするなら、外せないのが銀聯カード(UnionPay)または支付宝(アリペイ)に対応する事です。
銀聯カード(別名 UnionPay)とは、中国を中心に展開している世界ナンバー1の発行枚数(80億枚)を誇るクレジットカード会社です。
2015年第1四半期のクレジット決済金額では、銀聯カードがVisaの決済金額を抜くなど驚異的な伸び率で利用金額が増加しています。
現在、上記の3社のうち、銀聯カードのクレジット決済に対応しているのは現在、AirPAYのみとなります。
また支付宝(アリペイ)にも対応しており、インバウンド集客を考えたら、AirPAYの導入は必須といえるのではないでしょうか。
中国最大のモバイル決済 支付宝(アリペイ)でインバウンド効果UP!
改めて、支付宝/アリペイは、世界最大のIT企業アリババグループが提供する決済サービスです。
支付宝/アリペイの特徴は、ネット上での商品購入からリアルな店舗での利用など、生活のあらゆる決済シーンで使える事から中国国内では爆発的な広がりを見せています。
実際4.5億人の方が使っている中国最大級の決済サービスの1つになっています。
そんな中国発のモバイル決済Alipayを、日本国内でも手軽に導入出来る様にしたのがリクルートが提供する【AirPAY 】と言うサービスです。
ちなみに、アパレルブランドで有名なユナイテッドアローズもAlipayに対応しており、Alipayの決済単価が他の決済に比べて通常の2.6倍にもなったという事です。
つまり中国人向けの決済手段を用意した事で、インバウンド効果を享受出来たという好例になります。
paypay決済の導入で海外のモバイル決済に対応!
皆さん馴染みのあるPayPayですが、追加申し込みする事で中国の「Alipay・Alipay+(
また他にもタイ、マレーシア、フィリピンなどの決済サービスともPAYPAYは連携しており、現在
つまりPayPayをお店に導入する事で、訪日外国人によるインバウンド需要の取り込みが可能という訳です。
売上UPはコミニケーションから!~翻訳機でインバウンド効果で集客UP!
世間ではインバウンド効果と言われながらも、突然来店された訪日外国人の方に対して、アタフタして追い返してしまったという経験はないですか?
実際、まだまだ多くのお店では訪日外国人の方に対するおもてなし準備が整っておらず、売上に繋げられない機会損失が多く発生しています。
つまり、訪日外国人を迎え入れるために、集客や決済方法など準備を整えたとしても、最後は接客やおもてなしである”言語”がネックになります。
そこでインバウンド効果で売上UPされたい方にオススメするのが、夢の「通訳機」と呼ばれている、AI翻訳機POCKETALK™です。
実際、チェーン展開している「英国式リフレクソロジーのクイーンズウェイ」さんの前を通ったとき、デジタルサイネージに下記の表示がありました。
この様に、POCKETALK™をお店に設置している事をアピールすれば、それだけでインバウンドの呼び水になりますよね。
なお具体的な機能としては、互いに相手の言葉を話せなくても、ボタンを押して話しかけるだけで翻訳結果を音声で再生する事ができます。
翻訳結果はテキストでも表示されるので、聞き逃しても相手に見せて対応できます。
小型ながら、英語はもちろん、中国語、韓国語ロシア語、フランス語、タイ語、ベトナム語など、最新版なら63の言語で双方向のコミュニケーションが可能です。
つまり、機会損失を売上に変換できるのが、翻訳機という事です。
なお翻訳ならスマホでGoogleでも出来るよね?て思う人もいますが、POCKETALK™ は【翻訳機】に特化した道具です。
基本的な通訳機能のほか、よく使うフレーズをお気に入り登録するなども可能。
内蔵されたカメラを使って翻訳したい箇所だけ指定もできるテキスト翻訳機能もついています。
またクラウド上で、言語ごとに最新で最適なエンジンを用い、従来のオフラインの翻訳機では出来ない高度な処理が可能です。
もちろん、ネイティブの様な完璧な翻訳にはまだまだ無理があるかもしれませんが、意思疎通を図れるという事が大切です。
その結果、日本人らしいおもてなしの心が外国人観光客の方にも伝われば、それが口コミとなってさらなるインバウンド効果を生むことになりますよね。
売上UPに貢献!翻訳したメニュー表を準備してインバウンド効果で集客UP!
コミュニケーションを取る上で、翻訳機よりも重要かもしれないのが、翻訳されたメニュー表(料金表)です。
施術価格や施術時間、写真添付はもちろん、具体的な施術内容まで盛り込めば、客単価UPにもつながりますよね。
身近な方で翻訳を手伝ってくれる方がいれば良いですが、なかなか見つからないですよね。また翻訳会社に依頼すればそれなりの金額が発生してしまいます。
そこで気軽に依頼できるのが、クラウドワークスです。
クラウドワークスは、在宅で業務請負する個人の専門家(フリーランス)の方に対して、仕事の相談や依頼が行えるサービスです。
例えば日本語から中国語への翻訳の場合、1時間1000円程度単価でお仕事を引き受けてくれる方もいるので、気軽に依頼できますよ!
まとめ
以上、”訪日外国人(インバウンド)集客ガイド!美容室・エステ・ネイル・マッサージ店” はいかがでしたか?
クレジットカード決済の導入や、翻訳機、多言語対応サイトなど、一通りの準備は必要です。
しかし、一度準備してしまえば後は大きな出費ありません。
わずかな先行投資でインバウンド効果の恩恵が受けられるチャンスを作りましょう。
ポイント
・インバウンド効果は、圧倒的に中国の方の購買意欲で支えられている
・インバウンド効果で集客UPさせるには、中国の口コミサイト大衆点評などへの掲載が必要!
・中国発のクレジットカード、銀聯カードに対応すれば発行枚数65億の恩恵でインバウンド効果で集客UP!
・銀聯カードの導入が難しいなら、まずはAlipay(支付宝/アリペイ)導入でインバウンド効果で集客Up!
・インバウンド効果で集客UPを狙うなら、メニュー表を翻訳から!翻訳ならクラウドワークスがオススメ!