こんにちは、長井 達也です。
今回は、”ホットペッパービューティーの口コミ資産・運用術!ストックされる情報への回帰”です。
InstagramやTwitterなどを活用し、情報発信を頑張っているけど「新規集客に繋がっていない」「反応が全然ない」といった悩みはありませんか?
確かにSNSで積極的に発信を行っても、興味を惹く奇抜な内容を動画などで配信しない限り反応が鈍くなってきていますよね。

これは情報の発信者数と発信量が増加した事で、消費者にとって朝から晩まで洪水の様に情報が押し寄せているからです。
そこで改めて注目すべきなのが「ホットペッパービューティー」への回帰トレンドです。
ご存知の通りホットペッパービューティーは年間9,000万件以上の予約を実現する、国内最大級のサロン検索・予約サービスです。
近年は集客の舞台が「お店」から「個人」にシフトした事で、存在感が近年低下していましたが、冒頭に述べた通りSNS発信では情報が飽和し、見込客にリーチ出来なくなってきた事で新しい潮目が来ています。
そこで今回は改めてホットペッパービューティーを上手に活用し、新規集客を行うためにどうすれば良いのか解説します。
ホットペッパービューティーへの回帰理由

出典:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー
美容系(エステ・脱毛・美容室など)では、2020年前後インフルエンサーによるステマと呼ばれる集客方法が盛んに行れていました。

しかし同一のインフルエンサーから日々大量の”ステマ”が発信されると、当然ながら情報の正確性や価値が失われる結果になりますよね。
さらにSNSでは情報が蓄積される事がありません。
そこで多くの口コミから正解を探したいというニーズを満たす”ホットペッパービューティー”の価値が、改めて見直される潮目が来ています。
事実、サロンの認知経路(どうやってそのサロンを知ったか)の第一位は、「予約口コミサイト」になっています。
ホットペッパービューティーの効率的な運用方法
ホットペッパービューティーの検索機能は、掲載料金の高いプランほど上位に表示されます。
つまり同じジャンルで上位プランのライバル店が多い場合、掲載料金最安値のプランでは露出度が低下してしまいます。
そこで重要となるのが、下記の2点です。
ポイント
・ホットペッパービューティー内で戦わない
・ホットペッパービューティー以外でも口コミを集める。
また「ホットペッパービューティーで得た口コミ」というお墨付きを、ブランディング材料として使う事も大切です。
そのために積極的に口コミ投稿を集める必要があります。

なお施術直後には口コミ投稿出来ないよう時差が設けられて、来店後2週間以内に書かないとクチコミ投稿出来ないという仕様になっています。
一方、口コミ投稿と引き換えに値引きするなどの行為はホットペッパービューティーとして制限を設けていません。
次回来店時に割引する事を条件に、口コミ投稿を依頼するなどして「口コミ」を積極的に集める事が可能です。
ホットペッパービューティー内で競わない戦略とは?
ホットペッパービューティーの最安値プランは月額2.5万円で掲載可能です。(正式名EPRP)。
個人サロンの場合、まずは最安値プランから検討しても良いと思います。
2.5万円の掲載プランで提供される内容
- エリア検索
- テキスト検索
- 口コミ機能
- クーポン3点
- サロンボード(予約管理システム)
ただし月額2.5万円のプランで集客できる数は、恐らく月間5名~多くて10名が良いところだと思います。
出店地が悪く少しでも相場よりも高い施術単価なら、月間1~2名しか集客出来ない可能性もあります。

ホットペッパービューティーというサービス設計上(上位プランを優遇する)、下位プランでいくら頑張っても限界があります。
そこで大切なのは予約機能を備えた複数の媒体で、異なる顧客層にアプローチする事=ホットペッパービューティー内で競わない戦略になります。
ポイント
・ホットペッパービューティー(20代~40代の女性メイン)
・楽天ビューティー(20代~40代の楽天ユーザー)
・ミニモ(20代の女性メイン)
なお当然ながら複数のメディアに掲載してしまうとダブルブッキング生まれる恐れがあります。
そこで複数の予約サービスを一元管理できる【サロンコネクト】などの導入もオススメです。
ホットペッパービューティー以外でも口コミを集める。
口コミを得る方法として、ホットペッパービューティーだけでなく多くのメディアで得る事が出来ます。
代表的な2つが、ビジネス プロフィール(旧称: Google マイビジネス)と【エキテン】です。
なおGoogleのビジネスプロフィールに、ホットペッパービューティー上の口コミ評価(点数)が自動的に反映される場合があります。
これはGoogleがプログラムで自動的に収集しており、ユーザー側で紐づけ出来る機能は現時点ではありません。
そのため情報の統一行い、プログラムが認識しやすい様に表記する事が大切です。
例)店名・住所・電話番号など、ビジネスプロフィールの情報とホットペッパービューティー上の情報を完全一致させる。
口コミの資産を獲得し運用する時代へ
「ホットペッパービューティーで得た口コミ」資産をSNSで利用する(運用する)事が、これからのSNS集客にとって大切になるはずです。
具体的には自分発信で見込顧客にダイレクトに発信するのではなく、既存顧客とSNSで繋がりその顧客が知人に共有したくなる情報を発信する事。
これが口コミ資産の複利運用になります。
例えば顧客と一緒に写っている施術のワンシーン(お互い並んでピースしているものではない)から、人となりを伝えていく事。
また顧客との会話の一端を垣間見せたり、顧客と信頼関係(紹介を得た場合もSNSに記載)を伝える事が施術者のブランディングになります。
結果ホットペッパービューティーなどに誘導できた暁には口コミ投稿の良さが、「予約ボタン」のクリックさせる後押しになります。
まとめ
以上、ホットペッパービューティーの口コミ資産・運用術!蓄積される信頼への回帰はいかがでしたか?
飲食店のような不特定多数を多く集める必要のある業態ならステマも多少意味があるかもしれませんが、施術者さんの多くは特定多数を集める業種です。
この場合SNSでは情報が精査され、より本物が重要視される時代になっていくと思います。
最後に「口コミ」という資産を「お金」に置き換えて考えた場合、お金とは物々交換を便利にするための道具ですよね。
口コミも同様、お客様と信頼関係をやり取りするための便利な道具です。
だからこそ「口コミ」を得る事が目的にならない様に工夫しながら、口コミを集める事が重要です。
ポイント
・SNS集客は情報過多になり、見込客にリーチしない時代に突入している。
・ホットペッパービューティーなど蓄積された情報に回帰してきている。
・これからは「口コミ資産」を獲得しSNSで運用する時代。