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こんにちは、レンタルサロンFELICITE神戸のナガイです。
今回のコラムは、【サロン開業体験談】美容学校卒業後ネイルサロン開業。内装はDIYで節約し、集客はSNSを活用!です。
ココがポイント
・サロンの独立開業を成功させる方法・ポイントとは?
これらのアンケート項目をWEB上で募集し回答頂きましたので、独立開業を目指す皆さんの参考になる様に回答を掲載します。
今回は美容系の専門学校を卒業されて独立開業されたネイリストCさんの体験談です。
ネイルサロンを独立開業
性別:女性
独立開業した年齢:20代
業種:ネイリスト
店舗形態:テナント物件(貸店舗)
元々、美容系の専門学校に通っていて、そのなかでネイルの楽しさや奥深さを知り将来的にはネイリストになりたいと思っていました。
当時から自分の爪にもジェルネイルをしていて、専用のUVライトを持っていたので友人に頼まれてネイルをしてあげたりしていました。
その後美容系の専門学校を卒業して1年くらいした頃に都内で店舗型のネイルサロンを始めました。
開業するにあたって試行錯誤したことは、どうやってお客様を確保するかという事とお金の問題です。
ネイルサロンは世間に浸透しているとはいえ、全く行ったことのないサロンに行くのは勇気がいります。
そこで学生時代からの友人何人かに来てもらい、初回に格安で施術したあと口コミでサロンの事を広めてもらいました。
そうすると次第にお客様が来るようになりました。またネイルサロンというのは何度も繰り返し来ていただくリピーターの獲得も大事なので、一度来ていただいたお客様がまた二回目も着たくなるようなお得なクーポンを渡したりしていました。
ネイリストCさんは早くからネイリストとして将来の職業を定め頑張ってこられました。
ただ美容系の専門学校にいっても集客など経営の事を教えてくれるわけではないので、試行錯誤されて口コミとリピートの大切さを実体験から学ばれました。ホットペッパーなどの媒体をつかって新規顧客を獲得するコストは、掲載料÷新規来店顧客数とした場合、1件100円や200円では獲得出来ないですからね。2000円~ぐらいは最低でも掛かるのではないでしょうか。ですから安定経営には固定客を定着させてリピートを得る事が重要となります。
お店のコンセプトは「都会のオアシス」
お店のコンセプトは都会のなかのオアシスです。
ネイルサロンというのはそこまで広くなくても、正直なところテーブルひとつと椅子ふたつあれば仕事が出来てしまいます。
しかしそうはいってもお客様は爪を綺麗にしたいという目的だけではなく、癒されたくてわざわざ来て下さるので、その空間にいるだけで癒されるような場所にしようと思っていました。
また、コンセプトをより具現化するために、店内の内装にこだわり都会のなかのオアシスということで木材をたくさん使用したディスプレイにしました。
普通のネイルサロンさんだと白を基調としたシンプルで清潔感のある店内が多いですが、当店では清潔感を残しつつも壁紙を木目調のものにしたり、机や椅子も木でできた温かみのあるものにしたりしています。
自らDIYにも取り組むことで、真剣に都会のなかにオアシスを作っています。お客様のなかには、爪を綺麗にすることはもちろんだけれども内装があたたかみがあって、まるでカフェのように落ち着くなどと言ってくださる方もいます。
DIYで徹底的に内装費用を節約!
開業資金は自己資金で約260万円です。
2/3は専門学校卒業後にアルバイトをしたもので1/3は親に必死にお願いして借りました。
私の場合、基本的にできるだけ資金を切り詰めていたので、内装や什器、家具といったものはDIYやハンドメイドで制作しました。
壁紙、床のマット、カウンター、机、椅子などは、手作りだったりホームセンターで購入したものなので、ほぼほぼ材料費だけになっています。
友人にもネイルサロンを開いた子がいますが、彼女は内装や家具にこだわったわけでもないのに、内装費や家具費を合わせて100万円を超えてしまったと嘆いており、意外とそのあたりで資金が変わってくるのだなと感じました。
他にも、別の場所でネイルサロンをしている方が私のお店に来た時、「これ内装にいくらかかっているの?ここまでしなくてもネイルはできるじゃない。」とおっしゃっていて、同業者ということもあり、内装に掛かった金額をお伝えしたらものすごく驚かれました。
設備資金用途
店舗費用 150万円(不動産関連含+運転資金)
内装 30万円
設備 30万円
材料 20万円
家具 10万円
広告宣伝 20万円
ネイリストCさんのポイントは、やはりDIYですよね。最近では賃貸マンションでも手軽にDIYできる、はがせる壁紙
なんかもあるので、開業形態がテナント物件じゃなくワンルームマンションタイプでも自分らしいお店作りが出来ますね。
サロン集客 SNS × 友達口コミ で情報を拡散
SNSを最大限に活用することと、友人に手伝ってもらうことから始めました。
まず、ネイルサロンを開業するにあたって、○月○日オープン!と開業日を設定しておきます。
そしてinstagramやFacebookなどのSNSにおいて、お店の名前や場所、開業日を告知します。その際に開業記念クーポンを掲載しておきました。
これは、ネイルサロンを始める前から世間に少しでも情報を発信していかないと誰にも知られないままになってしまうからで、Instagramは新規のお客様を獲得するため、Facebookは地元の友人や学生時代の友人に向けてネイルサロンを始めたよということで、最初のお客様として迎え入れるように工夫しました。
そして、開業一週間でその友人たちが7人ほど来てくれました。初回に格安で施術を行ったあと、彼女たちのSNSでこのお店の紹介と口コミをしてもらい、それを見てくれた方が今度は来てくれる…というそんなサイクルを作りました。
いまでは多い日には1日10人ほど来てくれます。
ネイリストCさんは、計画的にSNSを活用していたんですね。
1,開業日を決める、
2,SNSでお店の名前や場所、開業日を告知
3,開業記念クーポンもあわせて表示
4,友人を中心に口コミが生まれるように依頼する。口コミが意図せず発生する事はもちろんありますが、新規店舗などであれば賑わいを演出するためにも意図的に
口コミが発生するように依頼するということも必要ですね。
まとめ
以上、【サロン開業体験談】美容学校卒業後ネイルサロン開業。内装はDIYで節約し、集客はSNSを活用!はいかがでしたか?
オープン準備からSNSで画像拡散していき、オープン段階ではすでに共感、共有が生まれFANが出来ているみたいな状態が理想ですね。
また、ネイルサロンの開業開業を考えているなら、下記の記事も併せてご参考下さいね!
ネイルサロン独立開業の完全ガイド!資格・開業資金・開業届・集客!