こんにちは、長井 達也です。
今回は”レンタルサロン・シェアサロンで独立開業をオススメする5つの理由‼”です。
これまで勤めたサロンからの独立開業を考えた場合、普通は貸店舗物件やマンションの1室を借りて開業するか自宅サロンや出張サロンといった選択肢で独立開業を目指すのが一般的だと思います。
しかしサロン開業には金銭的なリスクを筆頭に様々なリスクが付きものです。
そこで今回は新たな選択肢である”レンタルサロン(シェアサロン)”の魅力について解説致します。
なお、レンタルサロンの運営をされたい方は下記の記事をご参照下さい。 こんにちは、長井 達也です。 今回は”レンタルサロン(シェアサロン)の儲かる開業・経営ガイド!”です。 レンタルサロンとは、エステ・リラク・ネイル・整体などを行う施術者に対し、時間貸しや月極で施術スペ ... 続きを見る
レンタルサロン(シェアサロン)の儲かる開業・経営ガイド!
レンタルサロン(シェアサロン)てどういう所なの?
レンタルサロン(シェアサロン)とは、施術ベットなどを備えた施術スペースを時間貸し又は月極などの有償で貸し出すスペースになります。
業種としては、エステ・リラクゼーション・整体などの施術を手軽に行う事が可能なスペースになります。
この様にレンタルサロンは、施術者の方にとっては必要な時に必要な時間だけ自分のサロンを持つことが出来る事からサロンの独立開業を低リスクで実現出来る場所と言えます。
またレンタルサロン(シェアサロン)といっても、実は複数の形態があり異なる特徴があります。
※保健所に届け出が必要な業種(まつげエクステ・ヘアサロン)は、純粋に場所貸しというよりは集客はお店側にておこなってくれる業務委託型(売上の50%など)のシェアサロンがメインになります。
レンタルルーム(多目的用途)
多目的ルーム、いわゆるカルチャースクールのような場所を施術スペースとして貸し出している場合があります。
設備は必要最低限、施術ベットとホットキャビ程度が備え付けてある場合が多いです。
そのためリラクゼーションサロンとは程遠く、無機質な空間が多いものになります。
業種としてはネイルから整体、エステ、占いなど色々な業種を受け入れる場合が多く、最近ではコワーキングスペースに併設されるサロンルームも多く見られる様になりました。
ワンルームマンションタイプ
ワンルームマンションに施術ベット、ホットキャビなどを用意してレンタルサロンとして貸し出しているものも増えています。
間接照明や音響なども完備されている場合が多く、レンタルルームと比較すると癒しの雰囲気も整っているケースが多いです。
しかし住居用のワンルームマンションであるため、店舗というよりは自宅サロンに近い形態になります。
個室の魅力は大きいですがワンルームマンションのため、繁華街や商業エリアというよりは住宅街に近いエリアに存在しているケースが多くなります。
一般のサロンの空きスペース
有休スペースまたは遊休時間があるサロン店舗で、一部をレンタルスサロンとして貸し出している場合があります。
実際のサロン店舗なので内装などの雰囲気もよく、施術に適した状態のサロンが多くあります。
ただし、自分のコンセプトと大きくかけ離れると間借り感はどうしても否めません。
レンタルサロン(お店全体がレンタルサロンとして運営されている)
お店全部のスペース全体がレンタルサロン専用として運営されている形態。
1つの店舗で色々なジャンルの施術が行われる事になります。また1つの店舗で複数の貸室を備えているため、予約のしやすさも有ります。
レンタルサロン(シェアサロン)で開業をオススメする5つの理由
それではここからは、レンタルサロンで実際に開業した場合のメリットを5つ解説していきますね。
その1 利用料金の手軽さ
レンタルサロンの利用料金は、平均1時間あたり1,000円~2,000円程度の価格帯になります。
例えば現在サロンで業務委託契約として勤めていらっしゃる方の場合、お店に50~60%程度徴収されて、手取りが40%程度になっていませんか?
それらと比較するとレンタルサロンで施術した場合、手取額が大幅に増える場合があります。
特に1時間あたりの単価が高いメニュー、痩身やタイ古式など高単価メニューの施術者ほど手取り額が増えるので独立開業の敷居が低いと言えますね。
逆にりらくるなどにお勤めの方が同価格帯で独立開業した場合には、1時間2980円からレンタルサロンの利用料金を差し引く事になるので、大幅に所得が増えるという事はなさそうです。
60分6000円の施術を行った場合の比較 | 手取 |
レンタルサロンで開業した場合 利用料(1時間1500円の場合) | 4,500円 |
業務委託契約で働いた場合 歩合率(50%の場合) | 3,000円 |
その2 立地の良さ
自宅サロンで独立開業する場合、どうしても一般的な商業エリアではない場合が多いので、お客さまが来店するには不便な立地である場合が多いですよね。
また自分で店舗を借りるにしても、一人では負担出来る家賃には限界があるので、レンタルサロンを活用する事で利便性の良い立地にお店を開業出来る事になります。
その3 初期費用0円で開業できる
自宅サロンや、貸店舗物件を借りて開業する場合、またはワンルームマンションなどを借りて開業する場合でも不動産賃貸の契約に掛かる初期費用や内装費用はそれなりの金額になります。
比較的開業費用が安いボディーケアの施術者の場合でも、ベット、タオル、椅子、お客様用お着替え、パソコンなど細かいものをそろえていくと10~20万円程掛かります。
レンタルサロンは一通り備品を設置してある場合が多く、また備品のレンタルが出来るレンタルサロンも多いのでボディーケアなど業種によっては初期費用0円から開業が可能となります。
その4 必要な時に必要なだけ借りられる
リスクヘッジのために最初は副業など小さく始めたいものですが、独立の選択肢が貸店舗やワンルームマンションの賃貸でもサロン開業時のハードルが高くなりますよね。
自宅サロンも誰もが出来るわけではなく、家族の理解が必要になります。
使いたい時に1時間1,000円~と短い時間から使えるレンタルサロンが在れば独立開業のハードルがぐっと低くなりますよ。
その5 全国にお客様を持てる
レンタルサロンFELICITEでは、県内だけじゃなく全国の施術者の方から利用頂いています。そのうち多くの施術者さんがリピートして当店をお使い頂いております。
これはホームページやSNS上でちゃんとセルフブランディングしていけば、顧客は全国に展開できるという事です。
業種としてはスピリチュアル系の施術から、小顔矯正など幅広いジャンルの施術者の方が他府県からご利用が有ります。
そうなると、どこで働くかが問題ではなく自然と自分からお客様に会いに行くという働き方に移行されたのではと推測します。
自分のお店でお客様が来るのを待つぐらいだったら、お客様の近くでお店を即日開業できるレンタルサロンを活用してください。
なおレンタルサロンを探す場合は、下記の3社が大手レンタルスペース検索サイトになります。
スペースマーケット | instabase | スペなび | |
スペース掲載数 (貸し会議室等含む) | 16,700件 (2021年12月現在) | 18000件 (2022年2月現在) | 3800件 (2016年9月現在) |
支払い方法 | クレジット・コンビニ払い・銀行振込 | クレジット・コンビニ払い・銀行振込 | クレジット・銀行振込・当日現金払い(対応店のみ) |
まとめ
以上、レンタルサロン・シェアサロンで独立開業をオススメする5つの理由‼はいかがでしたか?
是非、下記記事も併せてご参照頂ければと思いますが、
レンタルサロンで開業届を提出し独立開業を成功させる6つのコツ!
最近では日本でもCoworkingと呼ばれるレンタルオフィスで働くフリーランスの人が増加傾向にあります。
その流れはサービス業にも必ずやって来ると思っています。なぜなら企業も雇用するリスクがあり、また働く側も複数の企業で働く事の方がリスクヘッジ出来るからです。
現在ではセラピストの方々はすでに正社員から、業務委託契約の流れが強まっていますよね。
業務委託契約というのは、社員ではなく立派に独立した個人事業主です。
より施術者として独立開業を目指し、自分らしい施術を行なうにはレンタルサロンで開業するという選択肢も有ることを一度ご検討下さい。
ポイント
- レンタルサロン(シェアサロン)は、1時間単位で利用できる店舗が多い
- レンタルサロン(シェアサロン)は、個人でワンルームを借りて出店するより、好立地な場合が多い。
- レンタルサロン(シェアサロン)は、開業資金がなくても開業が可能
- レンタルサロン(シェアサロン)は、月極だけでなく時間貸の利用ができる店舗も多く、必要な時間だけシェアできる。