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よくあるみんなのQ&A 業務委託

レンタルサロン(シェアサロン)で開業した場合のメリット・デメリット

2017年11月20日

【Q&A】レンタルサロンで自分のお店を開業した場合のメリット・デメリット

こんにちは、長井 達也です。

今回ネット上で見つけた「レンタルサロン良いところ、悪いところは?」と言う質問について解説します。

レンタルサロン?シェアサロン?

私はネイリストとして4年ほどサロン勤務をしています。
いま、夢であった独立開業を考えています。

はじめは支出をできるだけ抑えてお店を始めたいと思い、レンタルサロンを探していました。

でも、レンタルだと壁などで仕切られてしまうので、狭さに少し圧迫感を感じてしまいます。

色々と調べたらシェアサロンという形態を見つけました。設備も自由に使えるそうです。

そこで、独立された経験のある方や利用されたことがある方の意見を聞かせてください。
レンタル・シェアの良い点と悪い点を教えてもらえませんか。

質問者:rie_pariさん

 

まず、レンタルサロンもシェアサロンも言葉の定義が正直曖昧なところがあります。
本来シェア=共有という意味ですから、レンタルサロンもシェアサロンも同一なモノを指すのかと思います。

今回は分かり易い様にレンタルサロンを、美容系や整体など施術が行えて時間単位でレンタルできるスペースと定義します。

一方、シェアサロンは既存店舗の有休スペースや有休時間の部分だけ店舗を他の方に貸すサービスと定義してご説明しますね。

 

Q.レンタルサロン・シェアサロンの良いところは?

レンタルサロン、シェアサロンの1番のポイントは独立開業のハードルの低さです。

例えばワンルームタイプのSOHOタイプ(マンション仕様で店舗OK)で最低限のスペックでお店を独立開業したとしても、100万ぐらいはないと不動産取得費用、内装備品、運転資金などは賄えませんよね。

しかしレンタルサロンやシェアサロンは、現在業務委託や正社員で働いており既存のお客様をそのまま移動出来るなら、明日からでもレンタルサロンで利用時間の費用だけを支払えば直ぐに開業する事が出来ます。
もちろんネイルやまつげエクステの場合は、事前に仕入れが必要になりますが、ボディケアなどをメインとするセラピストさんであれば本当に身ひとつ、+タオル類ぐらいで開業出来てしまいますよね。

これは理美容の世界に関わらないですが一般的に、開業から3年でリアル店舗の90%は閉店すると言われています。
ですから独立開業のハードルが低いという事は、損益分岐点が低い=事業が軌道に乗りやすいとも言えます。

また同じスペースに他の利用者、仲間が身近にいる点も多いに心強いと思います。

Q.レンタルサロン・シェアサロンの悪いところは?

レンタルサロンを運営する立場として、正直にレンタルサロンのデメリットを記載しますね。

これは当然ですが、まずは自分専用の店ではないと言う事です。その場合どういう事が考えられるかというと、自分の特色を出しにくくなります。内装、音楽、匂いなどこだわりをもってトータルでコーディネートしたくても行なう事は出来ません。

またシェアサロンは、もしかしたらオーナーこだわりの内装などになっている場合もあるかもしれません。

大抵のレンタルサロン、シェアサロンは無難な内装、無難なヒーリングミュージックなど大衆受けするものになると思うので大きな問題ではありませんが、ブランディングの一貫として特色を出せるのは自分のメニュー構成と、接客のみとも言えます。

しかし、内装などは自分の思い通りに出来たほうが当然良いとは思いますが、メニュー構成と接客のみで勝負が出来ないのならそもそも独立開業は危険と言えると思いますし、その次の段階(軌道にのって、自分の店を持つ)で達成しても良いのではないでしょうか。

次に考えられるデメリットとして、レンタルサロン開業の手軽さです。つまり例えば今まで従業員として働いていた方は、会社やお店が用意してくれた、空間・お客様・接客マニュアル・施術手順にそって、仕事をしていればお金を稼ぐ事が出来ました。

でもレンタルサロンやシェアサロンで開業した途端に、だれも指導者はいなくなります。
ノウハウもなく、指導者もいない状態は本当に心細いはずです。

一方、自分でサロン店舗を持とうと思っている方は、サロン開業はリスクがある分、独立準備をしっかりされているはずです。
ですからレンタルサロンで独立開業といっても、しっかりとした前知識=準備が必要ですよ!

 

まとめ

以上、【Q&A】レンタルサロンで自分のお店を開業した場合のメリット・デメリットはいかがでしたか?

リスクをしっかり見極めて、開業準備をすればレンタルサロンの開業は選択肢として十分検討価値のあるものだと思います。

是非下記の記事を参考に、レンタルサロンでの開業も検討してもらえればと思います。

開業届を提出レンタルサロンで独立開業を成功させる6つのコツ!

  • この記事を書いた人

運営者 長井 達也

独立開業を考えている施術者の皆さんに、開業・運営、集客、確定申告などに関する役立つ情報を提供しています。リラクゼーション、エステ、整体、整骨、鍼灸など、ジャンルを問わず独立開業と運営に関する個別コンサルティングも行っています。お気軽にご相談ください。

【経歴】ヘアサロン・ネイルサロン・リラク・鍼灸院の立上げ・居酒屋の立直し・IT企業で総務・経理など幅広い経験があります。現在は商業不動産のリーシングやレンタルサロン運営を行いつつ、コワーキング・農業・陸上養殖・地方創生に興味があります。

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