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赤字のサロン店舗をV字回復させる3つの方法!

2018年11月12日

赤字のサロン店舗をV字回復させる3つの方法!

こんにちは、長井 達也です。

今回は、”赤字のサロン店舗をV字回復させる3つの方法!”です。

一般的に開業後1年以内に50%以上が閉店、さらに3年以内だと90%ものお店が閉店すると言われています。

つまり独立開業すれば多くの店舗は常に赤字と隣合わせになるため「経費削減」・「集客UP」について悩みが尽きないのではないでしょうか?

確かにエステ・リラク・ネイル・脱毛サロンなどでは、価格競争も生まれやすいのですよね。また運転資金が少なければ広告費も投入できないため新規集客もむずかしくなります。

そこで赤字体質から脱却出来ずに悩んでいるサロン店舗オーナーに向けて少しでも参考になる様に、V字回復の方法についてまとめてみました.

 

赤字のサロン店舗をV字回復させる3つの方法!

 

赤字のサロン店舗をV字回復させる3つの方法!

赤字のサロン店舗をV字回復させる上で重要なポイントは3つです。

ポイント

・誤った判断で実行している事を辞める
・目先の利益を求めない
・固定経費を削減する

赤字に陥ると強迫観念から、”なにか新しい事に取り組まないといけない!”と、手っ取り早く出来る事を闇雲に実行したくなりますよね。

しかしその行動は自分の不安を少しでも解消させる事が目的ですから、無駄に労力を消費するだけでV字回復の方法としては程遠いものになりがちです。

そこでまず最初にV字回復の方法として大切なのは、新しく何か行うのではなく、”今、誤った判断で実行している事を辞める事”が重要です。

つまり赤字のサロン店舗と言うのは、赤字になる事を自ら選択し、実行している事に原因があり、その結果として赤字店舗になっています。

ですから、まずは”誤った判断で実行している事をすべて辞める”それが黒字化の最短ルートです。

 

正しい現状認識で赤字のサロン店舗をV字回復させる!

誤った判断で実行している事を辞める事が黒字化への最短ルートと記載しましたが、それには”正しい現状認識”が必要です。

正しい現状認識とは、今まで正解だと思って行った行動の結果が赤字に結びついているので、まずは自分の常識を疑う事から始めます。

例えば開業したサロン店舗が閉店至る原因として、1つの判断ミスから派生した負のスパイラルによるものがあります。

経営悪化の要因例

・コンセプトに対し立地が不適切で集客できない。
・技術に問題があり、リピートにしない。
・接客や清潔感に問題がありリピートにしない。
・価格が見合っておらず新規集客が出来ない。
・コンセプトに対し別のターゲットに向けて集客している。
・相対評価が悪く集客出来ない。(ライバル店が優秀)
・営業日・営業時間とターゲットがマッチせず新規集客が出来ない。
・広告に投資せず集客が出来ていない。
・広告物のクオリティーが悪く集客が出来ていない。
・広告物の選定が問題でターゲットにリーチ出来ていない。
・電話予約のみのため新規集客がない。
・決済手段が少ないため新規集客が弱い。
・価格勝負になっている。
・家賃など固定経費が高すぎる。

こう言った負のスパイラルから脱却するためにも、客観的な視点が必要になります。

しかし自分自身を客観視出来ていれば、そもそも赤字サロンにはなっていませんよね。

そこで大切なのが、何も言わず失客していったお客様(サイレントマジョリティ)の声に耳を傾ける必要です。

 

口コミサイトエキテンで客観的意見を集める!

口コミサイトエキテンで客観的意見を集める!

お客様は不満があっても、面と向かって伝えてくれる方は少数です。

店頭でアンケートを実施するというのも1つの方法ですが、多くの方はサイレントマジョリティー、物言わぬ方が多数です。

この顧客層の不満や要望に耳を傾け、を解決していく事は、赤字サロン店舗を客観視するうえでも大切です。

さらに言うならば、今なにも手を打てずに失客させてしまっているお客様を固定顧客化出来れば、売上は劇的に改善していきます。

そこでオススメしたいのがお客様の口コミを簡単に集める事が可能な口コミサイト、【エキテン】の活用です。
エキテンは掲載料無料で自分のサロン店舗を掲載する事が出来ます。

また費用負担なしで、顧客が口コミをすればAmazonのギフト券1000円が抽選であたるスピードくじサービスがあるので、顧客に口コミを促進する事が可能です。

エキテン

目先の利益を捨て赤字のサロン店舗をV字回復させる!

損して得取れと言うことわざがある様に、経営においてもそのような場面は非常に多くあります。

それでは具体的な例でご説明します。

営業日数・営業時間を削減しよう!

赤字サロンの店舗をV字回復させる7つの方法!営業時間を見直そう!

サロン開業し、欲張って休みも取らず長時間の営業時間にも関わらず何故か赤字続きなんて事になっていませんか?

サロン店舗の1か月の売上は下記で決定されます。

1ヶ月の売上=客単価×1日あたりの顧客数×営業日数

しかし、あくまでも決定されるのは”売上”です。営業時間や営業日数を増やしたからといって、売上や”利益率”が必ずしも増えるという事はありませんよね。

むしろダラダラと営業する分、光熱費が上昇したりと非効率が生まれる事すらあります。

またネット予約を導入しているサロン店舗の場合、お客様の立場で考えればスカスカの予約状況のサロン店舗に予約したいなんて思いませんよね。

思い切って目先の利益を捨てて、時間をつくり自分のサロン店舗に対して相対的な評価が出来る様に自分の足らない部分を知る時間を作り、自分の店舗を客観視できる能力を身に付ける必要があります。

例えば自分が覆面調査員になれば、よそのサロンを客観視できますよね。

またサロンの定休日や営業時間を絞る事で、自分のサロンのレンタルサロンとして貸し出して家賃収入を得る事も可能です。

 

営業時間を短縮し覆面調査で赤字サロンをV字回復に繋げよう!

近隣のライバル店の調査は当然お金がかかりますよね。そこでオススメしたいのが、覆面調査員に応募する事。

覆面調査とは簡単な会員登録を行い、後は実際に店舗を訪問し、一般のお客様として各サービスを受け ・予め決められた調査項目に沿って調査を行い、評価(レポート)を提出するというものです。

最大、利用金額の100%が謝礼としてもらえますし業種・業態に関わらず、他のお店はどういうポイントを気にしているのかと言う事も分かりますよね。大手では、覆面調査ミステリーショッパーのファンくるなどが有名です。

 

定休日を増やして赤字サロンをV字回復に繋げよう!

定休日を増やして赤字サロンをV字回復に繋げよう!

赤字店舗ですぐにやめるべき事は、不定休なんて記載にしてダラダラと営業せず定休日を設けてと営業時間を短縮する事です。

先ほども記載しましたがネット予約を導入しているサロン店舗の場合、予約ががら空きだと繁盛店ではないとお客様に印象付けてしまいます。

結果として満足度の低いお店なのだなと想像させてしまうからです。

また定休日を設け、営業時間を縮小したら家賃負担が大変では?と言う方にオススメの解決方法があります。
それは自分のお店を他人に1時間単位で貸し出し、家賃収入を得るという方法です。

日本最大級のスペース掲載数を誇るスペースマーケットに自分のお店を掲載すれば後は、予約の管理から料金の回収、送金まで行ってくれます。

ですから定休日で生まれたアイドルタイムは、自分のお店をレンタルサロンとして貸し出す事で利益を生むことが可能になります。

このあたりはこちらの記事でも詳しく紹介してるので一度ご参照下さい。

 

クレジットカードを決済導入してV字回復しよう!

 

あなたのお店では、クレジットカード決済を導入されていますか?

もし導入されていない理由が、お客様が現金払いではなくカード払いで支払いされたら、決済額の3%~4%を手数料としてカード会社に支払う必要があるから損してしまう!なんて思っていませんか?

その考えは大きな間違いです。なぜなら、「クレジットカード非対応がもたらす機会損失に関する調査2014」という調査結果によると、クレジットカードを保有している方の18%が事前にクレジットカード決済に対応しているお店なのかを調べ、クレジットカードが使えないお店だと分かると、クレジットカードが使える別のお店を選んだ経験が有ると回答しています。

またそれとは別にクレジットカードを保有する方のうち3%の人は、クレジットカードが使えないと知らずに来店し、実際にクレジットカード決済が使えなかったお店には、二度と来店しないか来店回数が減ると回答しています。

つまり自分のお店にクレジットカード決済を導入するだけで、21%もの見込客を手に入れるチャンスが増すという事です。

また自分のお店にクレジットカード決済の導入メリットは分かっても、導入費用が高いと思い躊躇されている方も多いのではないでしょうか?

最近では、低価格で導入可能なスマートフォンやタブレットを使ったスマホ決済(モバイル決済)が急速に普及しています。従来のクレジットカード決済ではキャット端末と呼ばれる10万円前後する機械を購入等する必要がありましたが、スマホ決済ではカード決済を行う端末の価格が5000円程度~とクレジットカード決済導入の敷居は大幅に下がっています。

なお現在、日本国内で利用出来るスマホ決済(モバイル決済)大手3社に共通するのが3つのメリットです。
また下記の通り大手3社は、売上に応じた手数料はどこも3.5%程度と横並びです。では比較ポイントは??

1:初期導入コストの安さ
2:売上に応じた手数料の安さ
3:入金スパンの早さ

サービス名

Square

AirPAY

STORES 決済

決済端末

クレジットカード決済Squareクレジットカード決済AirPAYクレジットカード決済STORES

決済端末価格

4,980円~

19,800円

19,800円

月額料金

0円

0円

0円

決済手数料

3.25%VISA/Master
3.25%JCB
3.75% 電子マネー

3.24% VISA/Master
3.24%JCB/Diners
3.24% 交通系電子マネー

3.24% VISA/Master
3.24%JCB /Diners
3.24% 電子マネー

入金サイクル

最短 翌日

月6回

最短 翌日

その他の決済

PayPay決済・交通系対応

PayPay決済・交通系対応

交通系対応

備考

端末価格4980円

端末実質無料
キャンペーン中

※iPad・iPhone専用端末

端末無料
キャンペーン中(条件あり)

11/5現在

おススメ!スマホ決済(モバイル決済) 第1位 Square スクエア!

Squareはお手元に有るスマホやタブレットをカード決済端末にするサービスで、売上金額に応じて支払う決済手数料は3.25%からと非常に安いのが特徴です。

また従来のキャットを使ったサービスであれば15日~1か月前後であった入金サイクルも、squareなら最短翌営業日に指定口座に振込されるので行われるので、資金繰りに影響が少なく現金感覚で利用出来ます。

 

固定経費削減で赤字サロンをV字回復させる!

”固定経費削減で赤字サロンをV字回復させる!

 

例えばあなたのお店で1万円の利益を稼ぐのに必要な売上はいくらでしょうか?
一般的に理美容のサロン店舗の営業利益率は、5%~15%程度と言われています。

つまり10000円の利益を稼ぐために必要な売上は、最大20万円という事ですよね。

その場合、下記の図式になります。

1万円の経費削減 ≒20万円の売上に相当する

以上、もうお分かりかと思いますが毎月発生する固定経費や変動費を削減する事は経営上、大きなメリットが生まれます。

例えばリラクゼーションサロンであれば、最初に着手すべき経費削減のポイントは、この3つです。
----------------------------
・家賃
・通信費(変動費)
・光熱費(変動費)
----------------------------

家賃交渉については下記をご参照下さい。

知らないと損する!店舗物件の賃料(家賃)値下げ交渉術!

通信費や光熱費については、通信会社や電力会社を変更する事で削減可能な場合が多々あります。
一度調べてみてはいかがでしょうか。

まとめ

以上”赤字のサロン店舗をV字回復させる3つの方法! でした。

なお「30歳からの失敗しない小さなサロンの開業術」では個別コンサルもお受けしています。

「初回相談プラン」では、こちらからお送りする「ビジネスモデルキャンバス」を事前に記入頂き、現状把握から問題点を洗い出していきます。

ビジネスモデルキャンバスとは?

不明な点などあればお気軽にお問合せ下さい。

ポイント

  • 赤字店舗になる理由は、赤字になる判断と行動をしているから
  • 赤字店舗から脱却するには、今の行動と判断を辞めることから始める
  • この記事を書いた人

運営者 長井 達也

独立開業を考えている施術者の皆さんに、開業・運営、集客、確定申告などに関する役立つ情報を提供しています。リラクゼーション、エステ、整体、整骨、鍼灸など、ジャンルを問わず独立開業と運営に関する個別コンサルティングも行っています。お気軽にご相談ください。

【経歴】ヘアサロン・ネイルサロン・リラク・鍼灸院の立上げ・居酒屋の立直し・IT企業で総務・経理など幅広い経験があります。現在は商業不動産のリーシングやレンタルサロン運営を行いつつ、コワーキング・農業・陸上養殖・地方創生に興味があります。

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